愛蔵版 お楽しみはこれからだ
愛蔵版 お楽しみはこれからだ / 感想・レビュー
ぐうぐう
『お楽しみはこれからだ』が、愛蔵版となって国書刊行会から復活。和田誠の代表作だが未読だったので、これを機に読んでみようと手に取る。映画の名セリフを引用したエッセイとは言うものの、古い映画も多く(「キネマ旬報」での連載開始が1973年で、その時点でさらに昔の映画を紹介したりしている)、さすがに未見の作品ばかりで戸惑ったのも最初のうちで、和田の軽妙な文章と、何より味のあるイラスト(実にシンプルでありながら、めちゃくちゃ特徴を捉えている。ジャック・レモンとか、笑っちゃうほど上手い!)(つづく)
2022/02/04
杜のカラス
三谷幸喜の『ありふれた生活』シリーズ16を読んでいたら、和田誠の死亡が記されてあった。そのシリーズの絵の作者、もう潮時と思ったか。図書館で、三谷氏のシリーズをずっと読んだ。なぜか13,14がない。著者が離婚して、15では息子が2歳になって、結構、頻出している。図書館の本だけに、ただ無いのが不思議。寄贈であれば、なおのこと。その挿絵がないのは、三谷氏も寂しそう。本の読者、挿絵が大好き、雰囲気が変わる。だけど、この本は、アメリカ映画、いろいろな観たことも聞いたこともない映画がたくさんある。映画も見よう。
2022/08/20
まさ☆( ^ω^ )♬
「お楽しみはこれからだ」については全く知らなかったのですが、和田さんの代表作という事と、映画の名セリフにまつわるエッセイが和田さんのイラストと共に楽しめるという事で、この機会に読んでみようと思いました。連載時期が70年代で、その時点でも結構古い映画が多く紹介されているので、知らない映画ばかりでした。機会があったら観てみたい映画もあったので、それなりに楽しい読書になりました。全巻揃えたので、続編ものんびり読み進めて行こうと思います。
2023/04/13
めえめえ
和田誠氏著。1975年出版の復刻版。キネマ旬報に掲載された映画の名セリフとイラスト。私はテレビで観たことしかない作品の数々。20世紀のハリウッド映画と違い、現在興行収入の多いハリウッド映画はアメコミ原作も多く、今の作品で名セリフとイラストを描くのは難しいかも知れません。古い作品のファンの方なら間違いなくこれは愛蔵版だと思います。
2024/07/19
まさにい
久しぶりにこの本を読んだ。大学生の頃買って、その後友人の入院の際あげてたので手元には無かったのだが、先日古本屋で見つけて購入。文芸春秋版です。そうしたら、最近復刻版(愛蔵版)が出ていたのですね。さて、読んでいて、大学時代を思い出した。その頃は、2番館3番館というロードショウではない映画を上映している映画館が、まだ多数残っていて、古いアメリカミュージカルを上映しているのを見つけては見ていた。フレッドアステアやジーンケリー等はそれらの映画で知った。面白かったなぁ!
2022/12/18
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