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死体狂躁曲 (奇想天外の本棚)

死体狂躁曲 (奇想天外の本棚)

死体狂躁曲 (奇想天外の本棚)

作家
パミラ・ブランチ
小林晋
山口雅也
出版社
国書刊行会
発売日
2022-11-21
ISBN
9784336074034
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死体狂躁曲 (奇想天外の本棚) / 感想・レビュー

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だるま

山口雅也氏が製作総指揮する『奇想天外の本棚』シリーズの第3弾。殺人者でありながら無罪放免された者達が暮らす家。そこに新入りが来て取り敢えず隣の家で下宿するが、翌朝死体となって発見される。そこから次々に死体が増えていくのだが、住人達は犯人を探そうとしないで死体の処理に懸命になる、というストーリー。これって何だろう? ジャンルとしてはブラックユーモアなのだろうが、それとミステリが巧くはまっているとは思えず、終始面白さを感じなかった。山口氏が相当の情熱で始めたシリーズらしいけど、自分の感性とは違っているみたい。

2023/01/04

ROOM 237

突如家に発生したとしか言えない死体を、OCC(おっちょこちょい)な面々があちこち出向いて消そうとするが、上手くいかな過ぎるグダグダ死体始末奮闘記。コソコソするけど全然隠しきれていない様子とか、ブラックコメディになくてはならない失礼で嫌味ったらしいキャラが、コーエン兄弟「レディキラーズ」を彷彿とさせる。ひたすらドタバタ右往左往してるだけで中身はないから特に感想も何もないんだけどw、無罪放免になった犯罪者達が隣に住んでいたらそりゃあドタバタもするでしょう。映画化したら輝く作品。

2023/02/27

さとまる

読みながら「そうはならんやろ」「なっとるやろがい」というツッコミがなんど脳内で飛び交ったことか。アンジャッシュのコントを連想するような思い込みとすれ違いで物語が進んでいく。下宿人の死によって死体の処理という難問に直面することになったホストハウスの2組の夫婦とその隣に住む殺人犯たちのクラブ。双方が思い込みとすれ違いに翻弄されて、ドタバタ劇を繰り広げる。最後の最後に解決編のような話でまとまるが、まとまらなくても面白いんだろうな。

2024/11/19

ふかborn

え~と、すみません。この映画って無いんですか?犯罪小説なのにスラップスティック味があって大変面白いんですけど。本当に今まで映画化されてないの?惜しいなぁ~、ドタバタなのに丸く収まっちゃうのが映画向きな感じなのにな。芸術家二組の夫婦のシェアハウスと殺人者クラブがお隣同士で、死体を片付けようとして失敗して、再び持ち帰ってトランクに入れてって、面倒臭い事やっとんな、とか思ってましたけど、おや?これはもしや笑う所…?と気付いたら、なるほど、最後の一堂に会する場面は手に汗握る法廷劇(語弊)。楽しゅうございました。

2023/01/21

さぶろうの領土

朝起きると下宿人の死体が転がっていた。家主たちはアンジャッシュよろしく、な会話のすれ違いから、死体を隠蔽するという最悪の選択をしてしまう。死体の処理もままならないうちに、新しい下宿人を招き入れるが、また翌日死体となって転がっていた。一方、隣家ではアスタリスク・クラブという無罪放免となった殺人犯たちが、楽しく共同生活をしていたが、隣家で下宿を始めた新人が音信不通になってしまい不審に思ったリーダーは、別のメンバーを新たに下宿人として送り込む。そしてまた音信不通になってしまう。

2024/03/14

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