星空のシロ
星空のシロ / 感想・レビュー
gtn
動物実験されたが、奇跡的に束の間の自由を得た犬の物語。人間とは「遊ぶ人」と定義付けたのは歴史学者ホイジンガだが、それは違う。人間以外の動物も遊ぶ。楽しさを甘受する。私は京都鴨川沿いに職場があり、昼休み、そこで一服しているが、天気の良い日は、トンビがグライダーのように空を舞っている。おそらく目的などなく、気持ちよさを甘受するため。ただ、先日、同僚がトンビにサンドイッチをさらわれた。
2024/05/23
ここまま
特別支援学級の読み聞かせで。実話をもとにした絵本だということ、冒頭と巻末の説明からシロが実験動物で、シロの出来事をきっかけにペットだった動物を実験機関に払い下げるのをやめる動きが全国に広がったことも話しました。「シロはほしになりました」というところで「うわあ・・」と声をあげる子が。さては「そんなわけないじゃん」とかいう反応か?と思ったら「ぜったいこいぬ座だよ、それ」と。そのあと彼はペットとの絆を描いた本を読んで、泣いてました。いつも図書館に来ると居眠りばかりの彼。本当に優しい子です。
2014/01/24
わむう
捨て犬のシロは実験犬にされ脊椎を削られ手当てもされず、放置される。見かねた警備員が逃がしてあげて心ある人に救われて走れるようになるまでに回復する。幸せを掴んだ矢先に交通事故にあい死んでしまう。実話だそうで人間の残酷さとエゴに心が苦しくなりました。物語の最後にあるように天国で、もう酷いことなんかされず元気に走り回ってね。
2015/12/15
みー
この絵本から「実験犬シロのねがい」を手に取って貰えるといいな・・。人間は何処までも貪欲で・・強欲で・・残酷だ。それでも、私たちは他の犠牲を見ないふりをして、幸福という言葉の装飾を身に纏う事を忘れない・・。なぜ医学が進歩したのか?なぜ毎日おいしいご飯が食べられるのか?その裏側をちゃんと知るべきである。その上にある「幸福」だという事を知るべきである。
2015/11/04
おはなし会 芽ぶっく
第9回けんぶち絵本の里ビバガラス賞
1999/10/01
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