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電話がなっている (ニューファンタジー 3)

電話がなっている (ニューファンタジー 3)

電話がなっている (ニューファンタジー 3)

作家
川島誠
出版社
国土社
発売日
1985-06-05
ISBN
9784337139039
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電話がなっている (ニューファンタジー 3) / 感想・レビュー

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あたびー

お読みになったマツユキさんの感想を読んで、すごく気になったので早速図書館で借りてみた。表題作はディストピアものの秀作と言えると思う。少しづつ、少しづつ「おや?これは…」と思わせて、最後には読者をドカンと奈落に落とす。まさかそんな結末が待っていようとは。全体的には作者の分身かもしれない小中学生の男子が、ちんちんに励まされ、あるいは持て余しながら赤裸々に吐き出した叫びのような物語だった。男子って、単純なように見えて、いやどうしてどうして。

2022/08/07

マツユキ

表題作が読みたくて。何故、電話に出ないのか、読み進めていると…。トラウマと聞いていたけど、なるほど、このジャンルか。他には『幸福とは撃ち終わったばかりのまだ熱い銃』『田舎生活』『ぼく、歯医者になんかならないよ』『悲しみの池、喜びの波』。小学生を含めた10代前半の日常は、決して爽やかではなく、危なく、性も含めて、複雑で、目まぐるしい。長谷川集平さんの絵もまた衝撃的。驚愕の読書でした。

2022/08/04

オシャレ泥棒

図書館 子供が読んだらショックを受けるかもしれないが、小学校高学年頃ならそうでもないかもしれない。大人になってからは単純に、冷静に考えられることが、子供の頃は複雑で、悔しくて悲しかった。主人公と自分を重ねて再体験して、それらと戦う心を自分で育てるものが、こういう物語かもしれない。

2014/05/11

びねつ

短編集。性がテーマなのかどれも下半身まわりの話。表題作の「電話がなっている」が面白いということで読んだんだけど、正直どれも合わず面白くなかった。歯医者の話が一番良かったかな。

2024/09/15

とかげ

某作家さんが書名をあげていたので気になって(半年程積んでましたが)。読めて良かった。 私的には、大人になってから読んで良かったようにも思います。きっと幼少期に読んでいたら拒絶してしまいそう、でも今読むには素直な感じ。重苦しく淡々としている。書きだしから引き込まれ、ずずっと飲み込まれたようだ。

2014/01/24

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