算数の呪い (世界の絵本コレクション)
算数の呪い (世界の絵本コレクション) / 感想・レビュー
匠
病院の外来の待合ロビーで読んでハマッてしまった絵本。目に付くさまざまなものがすべて算数の問題になってしまう。そのほとんどは計算式なのだけど、簡単に解けるものから、哲学的思考を働かせても難解なものまで、頭を抱え込んでしまうと声かけられたのも耳に入らなかったほど(笑)数字のトリックというかホントこれは呪いだなと。子どもから大人まで幅広く楽しめる絵本だと思う。
2013/10/29
アナーキー靴下
算数、となるとここまで切実な呪いを受けたことはないが、他の何かしらだったらよくある気がする…気がするだけで具体例は出てこないが…。問題が解けるまで迷宮に囚われてしまう、そのときの胸中を表現するならこの絵本のように、ちょっとした狂気に蝕まれているのは間違いない。不毛とも思える無限ループの中、謎解きの達成感には一抹の寂しさがまとわりついていることに気付き、徐々に呪いに留まりたくなる。ずっとずっと謎を解き続けたい、この楽しい時間が永遠に続けばいいのに、って。でもちゃんとゴールして無限ループが正解ルートだよね。
2021/07/01
たまきら
ナンセンスで面白いと思った借りてきたんですが、算数が純粋に好きな娘さんの賛同を全く得られませんでした。がっかり。
2021/02/10
かおりんご
絵本。読み友さんの感想から気になって借りましたが、思っていたのとは違っていました。「世界は算数でできている!」と言っていいくらい、世の中のことが全て算数の問題に見えてしまう女の子の話。問いになっているものもあれば、問い風なだけのものもあり、答えが書かれているわけでもないので、モヤモヤしてしまう。特に、フィートやインチへの換算は、日本人には馴染みがないので、読み聞かせ向けではなさそうかな。私なら、原作とは異なるけど、センチとキロで翻訳したなと思いつつ、頭を悩ませながら読了。
2021/02/15
小夜風
【図書館】算数が苦手な子が読んだら夢でうなされることうけあい(笑)。真剣に読んだら泥沼にはまりそう!考えないようにしよう…。考えないようにしよう…。考えないようにしよう…。
2014/10/22
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