ハシモト式古典入門 (ゴマブックス 807)
ハシモト式古典入門 (ゴマブックス 807) / 感想・レビュー
cozicozy
【図書館】学生時代、古典は苦手でした。意味も?くわからずに、兎に角暗記な感じでした。覚えるにも限度があり、記憶を辿っても良い点を取った記憶が無いような。橋本治さんの著書を学生時代に読んだことがあります。当時は、笑っていいとも!に出演されていたような。読書をしながら何か出来ないか?と編み物をしながら、読書されるとお話しされていたように思います。こちら本、学生時代に出逢っていたかった1冊ですね。とても古典に大事典興味が湧いてきました。とても興味深いです。古典の入り口になるのでは?私は、大きな一歩になりました。
2014/03/03
つきかげ🌙
「仙境異聞」を読んでいて古文の言い回しがサッパリわからず挫折し、そしてこの本を手にとった。本書は奈良時代から鎌倉時代の間で、ひらがなカタカナ・和漢混淆文の誕生を歴史的に説明してます。各時代を代表する名作のはじめの部分の解説を加え、その背景にある「気持ち」のようなものを説明してます。あーうまく言えないや。「桃尻語訳」の作者である筆者なのでとてもその「気持ち」がわかりやすい。名作を「音読」しようというのもわかります。「桃尻語訳枕草子」も読んでみようと思いますが、高校の古文の参考書も見ておきたい。
2018/10/17
蛸墨雄
「あはれ」「をかし」をどう現代語訳に移すかという、これに尽きると思う。先生はこうおっしゃられる「ジーンときた」「ステキ」と。もうこれに尽きる感じがします、この本を読むと。また、古典というと「枕草子」「源氏物語」とか平安時代のものを最高とする基調があるが、その理由も解き明かされており、なるほどとごちる。「徒然草」「平家物語」の方が入りやすいのにとおっしゃられている。なるほどと膝を叩いた次第です。
2019/03/28
蛸墨雄
この本と高校時代に出会っていたら、もっと国語の点数が上がっていたかといえば、そうとも限らないが、古典、古文に親しみが持てることは間違いがない、桃尻語訳 枕草子を手に取ってから、橋本治の日本語へのそして日本への愛がひしひしと感じられる。
2017/09/27
ゆな
初めの二章は正直、(自ら進んで読み始めたわけではなかったので)なかなか読み進めるのがキツかったんですが、時代の移り変わりと共に古典も変わってきていることや、その時誰が何を思ってどう表現してきたのかということ、そしてどんなに偉い先生でも解釈を間違うことがあること(笑)読み終えて、今まで以上に古典に親しみがわいたし、もっとちゃんと読まなきゃと思いました。
2013/07/26
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