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奇蹟のようなこと

奇蹟のようなこと

奇蹟のようなこと

作家
藤沢周
出版社
幻冬舎
発売日
2000-08-01
ISBN
9784344000216
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奇蹟のようなこと / 感想・レビュー

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sibafu

童貞の新潟の田舎のボンタン履いてパンチマーマ掛けた数十年前の不良高校生が主人公で、その「仲間」たちも他の高校生も田舎臭くてかっこ悪い。語り手の一人称が「私」であり過去形で語ることから30代以上のおっさんが回想しているようで、作中に藤沢さんの『心中抄』というエッセイのようなものと同じモチーフが二ヶ所はあったことから、途中から本人の実体験のようなものとして読んでいた。全体的に悪くない、個人的には好き。セックスへの異様な希望と幻想。少年臭い。数十年前の新潟の青年の気持ちなんて知るはずもなく、新鮮で、残像する。

2013/07/08

ゆっ

藤沢周っぽい作品(当たり前だけど)女子にはわからないイロイロがあるのだなと思った。

eazy

常磐響のギャル写真からは想像を絶する、 新潟の田舎の、裏地に金の龍の刺繍の入った学ランを着た、 柔道部の、アイパー頭の不良高校生の物語だった。 表題の「奇蹟のようなこと」とは、女の子との初めてのセックス。 ずいぶんうざったいヤツだと思いながら読み進み、 最後は感動した。 なかなかまっすぐな青春小説だ。 ああ青春という言葉がイヤだな。 なんというか、高校生小説だ。 この小説、女には読んでほしくない(笑)。

2000/09/29

ぺいぱ

新潟弁(?)が読みづらく、ニュアンスがわからなかった。小説で使うには、マイナー言語で、適切でない気がする。 思春期の男の子って、こんな幼稚で面倒くさいものなのか? いい話もあるけど、こっぱずかしい事が多く、二度と読みたくない。

2012/05/25

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