作家小説
作家小説 / 感想・レビュー
みや
作家に纏わる短編小説8作。ホラーから風刺、ファンタジーなど、それぞれ違う雰囲気になっている。お気に入りは「書く機械」と「締切二日前」。前者は映画になりそうな、滑稽で薄気味悪い狂気的なお話。後者はミステリーの(恐らく)没ネタがいろいろ散りばめられていて面白い。雑学が増えた(笑)。「奇骨先生」は出版関係者がそこまで言っていいの?と不安になる内容。本が好きな割に知らないことばかりだったので興味深く読めた。「夢物語」のアイディアも好き。あっさりとした文章ながら深く考えさせられる。「作家漫才」はしんどかったな…。
2016/07/09
しゅてふぁん
作家がいっぱい出てくる8つの短編集。ゾクっとする話から、コメディまで 色々あって楽しめた。心がほっこり温まる『奇骨先生』がお気に入り。『サイン会の憂鬱』のサイン会には笑った。
2016/02/22
Penguin
有栖川さんの、ノンシリーズ短編作品。どれも作家に纏わる話しだったが、わりとホラー色が強かった。『書く機械』は、そんなに追い詰めてまで書き続けるの!?っていう怖さが・・・。『サイン会の憂鬱』では、作家のほんとの憂鬱な理由がわかった時に、びっくり…。『殺しにくるもの』は、ホラー色が強くて、夜に読んだらちょっと怖いかも…。『書かないでくれます?』『作家漫才』も、設定が面白かった♪
2012/09/28
さとし
テーマを「作家」とした世にも奇妙な物語のような感じでした。ミステリー短編集だと、どうしてもそのようなテイストになってしまうものなのでしょうか。やっぱりミステリーは、ある程度長編の方がいろいろな伏線もあり、もっと楽しめるような気がしました。 文章を書く才能がない私には、小説家のかたがたは常々すごいと思っていますが、その陰には様々な苦労があるのでしょう。実際に、この作品内容が現実に起こっているのか!
2013/04/26
人間万事塞翁が馬ZAWAZAWA
有栖川有栖さんの小説を初めて読みました。読みやすいし、分かりやすい。有栖さんの推理小説も是非読んでみたい。作家小説はは小説家を題材にした作品が8品。かなり楽しめると思います。
2012/01/04
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