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大掴源氏物語 まろ、ん?

大掴源氏物語 まろ、ん?

大掴源氏物語 まろ、ん?

作家
小泉吉宏
出版社
幻冬舎
発売日
2002-01-30
ISBN
9784344001497
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大掴源氏物語 まろ、ん? / 感想・レビュー

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中玉ケビン砂糖

、シャレのつもりで書かれたはずなのに、大学受験期に「源氏物語を『大体』でいいから把握したいならとりあえずこれ読め」と古文の先生に言われて、成程と納得させられた一品、「麿」→「まろ」→「まろん」→「栗」ということで、光源氏が栗にさせられていて面白い。ほかにも頭中将がソラマメみたいだったり、大福みたいな顔した愛人がわんさと出てくる一帖8コマの壮大絵巻、ただしあくまで「概説」なので、ガチで取り組む人は多分谷崎訳とか瀬戸内寂聴訳とかで読むでしょう

2014/12/23

ずっきん

百年どころか千年残る物語のキモの欠片にだけでも触れたい。完読は「あさきゆめみし」のみと伝えたところ、専攻してた友人が薦めてくれた。光源氏が栗顔という斬新さ。色気は無いが、なんかもう、色々と許せてしまう。帖の間に挿まれる衣装の説明や解説が秀逸で、人物相関図も至極わかりやすい。が、途中で飽きてしまい2ヶ月放置。その間、原文で読破している方のレビューをリアルタイムで楽しませていただきながら気づいた。舞台と人物に興味メーターが振れてない追体験型読者なんだから、ダイジェストを先に読んじゃダメじゃん。まあ、いつか。

2020/09/25

ももたろう

田辺聖子さん原作の「源氏物語」が宝塚で上演されてるのですが観る気になれず…今月の「歌劇」をめくると舞台写真とあらすじが載ってて、あれ?なんかコレどこかで見たことあるナァ…と思ったら「まろ、ん?」でした。ナルホド簡単に紹介しようとするとこうなるわけですね。栗のマロはどこか軽くて優柔不断な感じです。帯の「報復絶倒」までいかないけどクスリと笑えてわかりやすい。イヤイヤ、マロに翻弄される女性達のことを思うと笑ってる場合ではないのかもしれませんが…!着物や屏風の柄が美しく、細かい所までとても丁寧に描かれてますね。

2015/10/31

ヒデミン@もも

これ、何回読んでも面白い。そして何回読んでも忘れているから楽しめる。 なんと言ってもあの光源氏がずんぐりむっくりの栗だから。ふざけているようでちゃんと原作の源氏物語に沿っている。あの世で紫式部も楽しんでいるだろう。

2016/06/22

星落秋風五丈原

光源氏の顔が栗。源氏の血統の男達は栗顔、頭中将の血統の男達は空豆顔で女達は人間顔だが童女顔。栗顔と女顔の女のセックスシーンは生々しさが緩和。気の多い夫を持った紫上の苦悩が狭長。構想6年、製作3年。当時の風俗の解説も丁寧。

2002/06/01

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