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にたり地蔵

にたり地蔵

にたり地蔵

作家
澤田ふじ子
出版社
幻冬舎
発売日
2002-06-01
ISBN
9784344002067
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にたり地蔵 / 感想・レビュー

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山内正

地蔵堂で尾張屋の隠居お栄が倒れた ガタガタ震えるばかり やがて堂に地蔵が無いと知れ渡る とんでも無い事が町内に起こるのではと年寄らが言い出す 地蔵が欲しくば五十両寄越せと手紙 が届く 町奉行には報せるなと 置き場所は下賀茂の参道の燈籠にと 見張るうち老人が入ってきて 燈籠を見やり立ち去った 京のはずれ白川橋で路地に入る 卯吉の身にもなってみい 卯兵衛の町内の仕打ちを思うたら と声が聞こえた 町年寄に以前の話を聞くと 火を出した卯兵衛は金を集め 近所に侘びたが許されずに追出された事があったと切れ切れに話す

2020/02/21

星落秋風五丈原

同著者の「大盗の夜 土御門家陰陽事件簿」でも登場した官と民の 中間的存在が、ここでも活躍する。澤田氏の「現代にいて欲しいヒー ロー像」が彼なのかもしれない。後書きを読むと、澤田氏はかなり怒 っているようだから。官と民が全く逆を向いている現在の世のあり方に。 柔らかいもの言いの京都弁で語られる物語は、現代にある事件を 江戸に蘇らせたものらしい。私がいいなと思ったのは「旦那の凶状」。

2004/08/17

みょん

★★★ シリーズ7作目。どうやらかなり飛び飛びで読んでいるようだが、不都合はなく読めた。このシリーズは京言葉のせいか、澤田氏にしては文章が柔らかく感じる。まぁ言葉の端々に棘があったりもするが。 「他人には見せてはいけない顔が、人には3つある」の台詞が印象に残った。

2011/12/22

mitsuru1

シリーズ第7弾かな、ますます好調。

2009/04/14

笑顔千両

シリーズ7作目

2023/08/22

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