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太陽の季節

太陽の季節

太陽の季節

作家
石原慎太郎
出版社
幻冬舎
発売日
2002-07-01
ISBN
9784344002135
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太陽の季節 / 感想・レビュー

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k5

いやまあ都知事選なので。保守の政治家が批判されると「誹謗中傷だ」とか、プロ市民みたいなことを言い出してよく分からなくなっている昨今、すべてを「何が悪いんだよ」で済ましていたマッチョイズムが懐かしくて読んでみました。マッチョ小説史において、参照されるべき作品とは思いますが、場面の組み方が下手で読みづらいので、これなら純粋に大藪春彦の方が面白いかも。もちろん「わが青春」としてほぼレイプな話書かれてもなあ、という困惑もあります。ちなみに私、喘息がちょっとあるので、ディーゼル車規制にはとても感謝してます。

2020/07/05

雲國斎

先日鬼籍に入られた石原氏のデビュー作を40年数年ぶりに読んでみた。芥川賞を取った表題作を初めとする全5短編。戦後の青春はこの1冊から始まったとされる「太陽の季節」は、昭和30年代の若さ漲る破天荒で無軌道な青春群像だ。そりゃ話題になるわな…という感じ。「処刑の部屋」「完全な遊戯」の2編もこんな作品も書いてたんだと驚かされる。最後の「乾いた花」は石原氏自身もお気に入りだったらしい。「太陽の季節」「乾いた花」は映画になっているんで、ちょっくら見てみるかな。

2022/04/12

Riopapa

昭和30年代という時代背景そのものが正直、未知の世界。暴力やクスリ、音楽と色々なものがごたまぜで、読みやすいとは言えなかった。

2017/05/20

kaya

若さゆえの狂気と言うとあまりに陳腐だが、しかし持て余した欲や不満を昇華するために生じる無意味な行為への欲求が、ある限られた年齢にはあると思う。なんせ60年前の作品なのである程度の古臭さは否めないが、そういった点では過去の遺物とは言い切れないのではないか。だからって、暴力や強姦を肯定するわけじゃないけれど。

2015/05/30

作品と作者は切り離して考えるという人もいるけど、作品は作者の一部だと思うから無理でした。「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」という人の作品らしいな、というのが感想です。

2014/07/18

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