延長戦に入りました
延長戦に入りました / 感想・レビュー
hiace9000
約20年前の発刊。奥田氏の軽妙な人となりを味わい、気負うことなくスポーツ新聞並に「分」で読了できるスポーツ・コメディイズム・エッセイ。読後改めて感じるのが時代の変化の早さ。本書出版時から20年を遡る1980年代は、当時の人にしてもまだ手に温もりが残る過去ではなかったか。しかし、現在から20年前を遡ってみるとどうだ。ネットもスマホもない、やけに娯楽が大衆化していた懐かしい時代ではないか。なんだ、この移り変わりようは…。多様化、パーソナライズ、みんなが一つのことに熱狂出来た時代は、もはやノスタルジーの彼方か。
2021/09/17
まさと
基本的にエッセイはあまり読まないけど、奥田さんのは好き。くすくすとか、ふふふって笑える。時代が少し古かったけど、当時に読んでたらもっと笑えただろうな。最後まで大変楽しめました。
2016/09/24
tokkun1002
奥田英朗さんの作家デビュー前に書いた「スポーツ万華鏡」をまとめたエッセイ?【面白エッセイ探索】として狙っていた作品です。男受けする内容にニヤつきながら読めました。確かに4人制ボブスレーの2人目と3人目はなにの役割なんでしょうね(^^)
2014/05/21
hime
スポーツにまつわるエッセイ。クスクス笑わせて頂きました(笑) 「運動会じゃないんだから!」と大いにツッコミ受けそうですが、玉入れ、棒倒しもアジア大会種目に入れてほしいに一票!白黒はっきりするのでこの上なくフェアですし、日韓戦とか物凄く見てみたい(笑) 辛口コメントとは違った、でも「えっ、こんなこと言っていいの?」というような発言もサラッと。物議を醸さないのは、奥田さんのユーモアのセンスと、スポーツへの愛情、そして一見好き放題言っているようですが、絶妙なさじ加減ゆえでしょうね。面白かったです。
2013/08/10
はと麦茶
読んだのは文庫。適当に選んだら20年以上前のエッセイだったけど面白かった。登場する名前が懐かしい。それにしてもこういう典型的(?)男性的な方が、女性の心情を描けるのか不思議な方ですね
2018/04/13
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