安政五年の大脱走
安政五年の大脱走 / 感想・レビュー
どぶねずみ
歴史の勉強を真面目にしなかったので、今更、井伊直弼って?と調べてから読み始める。生い立ちが個人年表の通りで、実話なのかと疑ってしまう。断崖絶壁の場所に幽閉できるのか、幽閉された側はどのように井伊大老側の者を騙して脱走するのか、物理的にも心理的にもどうなるのか気になって読める作品でした。
2016/05/30
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
井伊直弼と長野主膳の謀り事によって、脱出不可能な絖神岳山頂に津和野藩士と美雪姫は幽閉された。その目的は美雪姫を側室に迎える為。与えられた時間は一カ月。果たして脱走することは出来るのか?この時代のことは全く知らないのですが、話の核となるのはいかにして脱走するかなので、知らないなりにも楽しめました。一つの目的に向かって皆が一丸となって突き進んでいく話はやっぱり面白いですね。胸が熱くなりました。最初に井伊直弼の少年時代の話があっただけに、不思議と井伊直弼を憎みきれませんでした。★★★★
2011/06/05
きっちゃん
不可能なことへの挑戦、絶対権力への抵抗。面白くないわけがない。そして、桜庭敬吾のような一見弱そうな人が実は・・・っていうのによわいんですよね。 穴が見つかった時はどうなるのかと思ったらなんと!!面白かった!!
2015/06/18
akira
「大脱走」を時代物でやってしまうって面白い。いろいろおかしなところがあるけど、小説だから、いいんです。ラストも好きだな。
2014/03/05
つちのこ
ノーマークの著者、これはアタリじゃないか。物語は、井伊直弼の策略に遭った津和野藩士51名と美しい姫が、海から突き出た絶壁の山に幽閉され、そこから脱走を図ろうとする内容。安政五年という維新を目前にした時代背景もストーリーには生きてくるし、何よりも頑ななほどの「武士の威信」がかえって滑稽で痛快。“泥”くさいなかに、爽やかな明るさが漂うエンターテイメントに仕上がっている。(2003.7記)
2003/07/18
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