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むかしのはなし

むかしのはなし

むかしのはなし

作家
三浦しをん
出版社
幻冬舎
発売日
2005-02-25
ISBN
9784344007413
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むかしのはなし / 感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

短編集ではあるが、有名な昔話を現代風に語り変えたら・・・という切り口と3か月後に隕石が衝突して地球は滅びるが一千万人はロケットに乗って脱出できる。という話につながっている。最後に出てくるモモちゃんが最初に出てくる話で27歳で死ぬ呪いがかかった(?)一族の種かどうかだが、このまま高校2年?で死んでしまうとすると組長田村の種という事になるのか、27歳にこだわらず短命という事で最初の話の男の種という事になるのか?? いずれにせよ、モモちゃんはなかなか魅力的な男ではあった。

2012/10/17

れみ

図書館で借りました。連作短編でそれぞれのお話の前に「かぐや姫」とか昔話のあらすじがあって、それの現代版なのかなーと思いきや、必ずしもそうではない感じ。それぞれの短編が少しずつ繋がってて、そのリンクしてるところを発見するとちょっとドキドキする。最後の「懐かしき川べりの町の物語せよ」を読み終わると、その足で最初の「ラブレス」を読み返さずにはいられない。なぜか分からないけど途中から三浦しをんさんの本じゃなくて伊坂幸太郎さんの本を読んでいる錯覚を覚えた。この間「オー!ファーザー」読んだせい??

2013/09/10

優希

少し不思議で暗くて重い。じっくりともサラリとも読めてしまうのが何とも言えない読み心地でした。短編の数々が別々の物語と思っていたのですが、隕石とロケットというキーワードが絡んでくるゆるい連作なのですね。各物語のベースに津々浦々の昔話があるようですが、あくまで語りのとっかかりにしか過ぎないのかもしれません。でも確かに「むかしのはなし」であるのが味わいなのかなと。

2018/04/22

kumicom

図書館本。なんだかインクで汚れてると思ったら、そういう装丁だった。んー、私の好きなしをんさんではなかったかな。ちょっといつもと気色が違ったわ。なんとなくSFチックで新井素子っぽい雰囲気。昔話ってよく考えたら残酷なものが多いけれど、このしをん風昔話もやっぱり残酷で狂気で暗い。うーん、モヤっとする〜。全体的に漂っているアンニュイな雰囲気に溺れてしまいそうでした。短編なんだけれど、どこかで少しずつつながってる方式。「辞書の編纂のバイトしてる」ってセリフに、まさか「舟を編む」に繋がってるんじゃないよね、と。

2015/04/17

バネ

ドナタかが言われていたが、私が期待したしをん作品ではなかった。何かサラッとし過ぎていて、読み終わった後に何も残らなかった。面白かったのは、「ロケットの思い出」と「花」位かと。

2022/07/27

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