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雨の狩人 (GENTOSHA NOVELS)

雨の狩人 (GENTOSHA NOVELS)

雨の狩人 (GENTOSHA NOVELS)

作家
大沢在昌
出版社
幻冬舎
発売日
2016-08-25
ISBN
9784344009394
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雨の狩人 (GENTOSHA NOVELS) / 感想・レビュー

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sin

反社会的勢力と名付けて暴力団を取り締まっても、そのニッチを埋めるように“かたぎ”という輩がオレオレ詐欺のようなそれこそ反社会的な犯罪を繰り返す。そんな現代社会の入り込んだ有り様をテンプレートにして物語は構成されている。その根底には“罪を憎んで人を憎まず”的な偽善は存在しない。人が罪を選ぶのだ!自分達の権利を声高に主張して他人をないがしろにする風潮がそれを助長する。その反面、刑事という職務にこだわり行動する主人公の頑なな信念こそ潔く美しい。そして最後に職を辞してまで守ったものその一途な生きざまが余韻を残す。

2017/02/08

はつばあば

久し振りの佐江さんです。官僚の傲慢さがヤクザと国のシステムが結び付くって言う言葉当たっていますよね。大沢さんは私よりお若いけれどしっかりとした洞察力をお持ちです。今、会津小鉄組がみかじめ料云々で逮捕されていますが、知恵の回るヤクザは議員や市長と共にカジノ誘致に手を出してるでしょう。暴力団排除条例が出来たばかりにヤクザの数は減ったろうが昔でいう愚連隊が・・一応カタギと言われる若者がオレオレ詐欺や麻薬などの売買に手を出している。2014年の作品らしいですが4年たった今でもしっかり現実的です。

2018/09/19

ハラデグミ

佐江の地道な捜査や情報のやり取りに引き込まれる。 すぐに先ごろ通った法案が思い出され、現実味を増し面白かった。 暴力団が数を減らすほど、マークしづらいカタギの犯罪が増え、かえって犯罪が見えにくくなるというのはとても深く印象に残った。

2017/04/10

ちゃむさん

狩人シリーズは全部読んでおりますが、今作はおもしろかったです。果たして次回作があるのか。ぜひ書いてほしいです。

2017/04/13

レイラ

★7

2021/07/12

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