KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

暗礁

暗礁

暗礁

作家
黒川博行
出版社
幻冬舎
発売日
2005-10-01
ISBN
9784344010581
amazonで購入する

暗礁 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

今回は疫病神シリーズの三作目で、かなり昔マスコミを騒がせた運送会社が舞台の中心となります。運送会社というのはやはり警察の交通関係の部署とは密接な関係を持っているのですね。麻雀接待ということから始まり、裏金問題がからみ、放火事件に巻き込まれ、今回は沖縄まで行く羽目になって一気に読ませてくれました。しかしながら、作者はよく情報を集めたりヤクザの動き方(金のにおいを嗅ぎつける能力がすごい)がよくわかっているようですね。

2024/07/05

chimako

いやいや、どうしてこうも危ないばしょを選んで突き進むのか分からない。殴られる蹴られるは当たり前。頭を割られる、出刃包丁で切りつけられる。挙げ句の果てには地中杭の穴に吊るされる。なのに離れられない二人、桑原と二宮。漫才のような二人の掛け合いに、夜中声を殺して笑いながらケンカのシーンを読む。肋骨にヒビが入るくらいでは動じなくなった。二百万や三百万の札束にも驚かなくなった。まったくね、呆れ果てます。が、螻蛄を読みたくて予約をしてしまう。ドラマの配役には意義あり。自分のイメージとはかけ離れてるなぁ。

2017/12/15

ケイ

再読。黒川さんは、やっぱり疫病神シリーズが一番いい。極道の中でもどうしようもない桑原と、父親が極道だった二宮。二宮は半ヤクザなような商売をしているが、ヤクザ相手にも怯まず、堂々と嫌がり、桑原を疫病神と呼んで文句を言い、そして巻き込まれていく。儲かっているような損しているような…。現実との繋がりはしっかり従妹が担ってくれているし、ヤクザ世界でも嶋田のおじさんがちゃんと守ってくれるし、どんなに桑原が無茶苦茶しても、安心して読んでいられるのがいい。次は螻蛄へ。こっちも読んだような気がするな。

2014/04/22

Yuna Ioki☆

748-357-14 疫病神シリーズ第三弾。セリフが短いのが多いから二段組にしないともっとページ数増えるのかな(笑)テンポも良いし面白いのでかなりのめり込んで読んでいたのだが。。。ストーリーより後半に出てきた桑原の自前の服の「トゥイディ」で爆笑wおそらくひよこの「トゥイーティー」なのだろうけど、いかついおっさんがひよこ柄の服を着てるのを想像してしまった(笑)

2014/11/09

ミーコ

今回の「疫病神シリーズ」も 予想通り面白かったです。なんと言っても桑原と、二宮の掛け合いが吹き出しそうになる位 面白い。癖になります。ハラハラする場面は有るけど この二人、不死鳥ですよね。桑原の「わしはときどき、おまえの操り人形やないかと思うときがある」のセリフに 私もそう思える時がある と妙に納得。。。 未読の『疫病神』が図書館にない事が残念です。

2015/04/27

感想・レビューをもっと見る