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砂漠の薔薇

砂漠の薔薇

砂漠の薔薇

作家
新堂冬樹
出版社
幻冬舎
発売日
2006-01-01
ISBN
9784344010963
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砂漠の薔薇 / 感想・レビュー

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えりこんぐ

ふとイヤミスが読みたくなった。ママ同士のドロドロお受験マウンティング。裕福なマダム達の中で奮闘する庶民ののぶ子。この主人公がどんどん壊れてっちゃって、うわぁというよりやっぱりな展開。こんな様な事件が、現実にあったような気がする🤔 読後感悪し。【積読22】

2020/05/08

あつひめ

表紙の少女の心はどこにあるのだろう。娘の受験がきっかけではなく、ずっと影で居ることの寂しさ、辛さが爆発してしまったのかもしれない。日陰に入ったら姿が見えなくなる。影はいつも生身の人間の足元から伸びているというのに誰の目にも止まらなくなってしまう。第三者から見たら、そんなことに首を突っ込まず自分の人生を歩けばよいのにと思いがちだけど、自分自身が十和子の影だと思い込んでいるからその生身の十和子に纏わりつく。同じ気持ちが娘の中でも生じたかもしれない。比較しない、簡単そうで難しいことが世の中には氾濫している。

2012/02/25

ブルームーン

幼稚園お受験を目指すママ達の話。どの登場人物達も腹黒くてものすごく嫌な気持ちになるけど、読まずにいられない。他人の事を羨んでしまう気持ちはだれにでもあると思うけど、ここまで追い詰められてしまうのはひどい。数年前の実際の事件がモチーフになってるらしいけど、同じく角田さんの「森に眠る魚」の方が、女性の内面のドロドロがより濃く出てるように感じる。

2015/01/03

そのぼん

娘の『お受験』をきっかけき壊れていく主婦の物語。なんでそっちの方に行くかな…。彼女の思い込みによる暴走には、最後までついていけませんでした。途中、何とか軌道修正できなかったのか、残念でなりません。

2012/02/24

roomy

誰かの影になったことも誰かを影にしたこともないから理解しきれない気持ち。ありがちな優等生・十和子からの優しさはのぶ子にとっては全く意味のない優しさ。かけられた無意味な優しさの分、心の中の影はどんどん大きくなっていったんだね。もっと違う話かと思っていたのでちょっと辛かったが面白くて一気には読んだ。母親の立場としてはなんとも痛いお話。自分のことしか考えられないなんて美涼が可哀想。 

2012/05/22

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