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かもめ食堂

かもめ食堂

かもめ食堂

作家
群ようこ
出版社
幻冬舎
発売日
2006-01-01
ISBN
9784344010970
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かもめ食堂 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

意外と読んでる群さん作品です。『パンとスープ』シリーズのノンビリとしたアットホームな作風にすっかりハマり、今作もそんな読感を期待しましたが、期待をしっかり裏切らないステキな作品でした。これまでの人生に踏ん切りをつけて、それなりの軍資金を手に遥か遠いフィンランドの地でおにぎりを中心にした食堂をはじめた「サチコ」。店に現れた片言の日本語を話す、なぜかガッチャマンかぶれの青年「トンミ」、フィンランドで出会った大柄な「ミドリ」、ちょっと不思議な雰囲気の「マサコ」と個性豊かなキャラによって、ゆったりと楽しめました。

2019/08/09

財布にジャック

映画もDVDも観たのに、原作を読んでいなかったことに気づき遅ればせながら読んでみました。映画も原作もどちらもとっても癒されました。普通映画が良いと原作がダメで、原作が良いけど映画はイマイチな作品が多い中、これはどちらも良く出来てます。日常に疲れちゃった方に是非読んでもらいたいです。北欧のフィンランドでの新たな暮らしや出会いが素敵で、心温まること間違いなしです。

2010/09/01

ゆみねこ

異国フィンランドで38歳の女性サチエが開いた「かもめ食堂」。宣伝もしないで来る人を待つと言うその場所に引き寄せられるようにやって来たミドリとマサコ。子供がお店を営むなんてと遠巻きに見ていた現地の人々。サチエのこだわりのおにぎりは、受け入れてもらうまではまだまだ時間がかかるかな?ふわりとした雰囲気であっという間に読了しました。

2016/01/22

七色一味

借りてきた──と思ったら、あっという間の読破。私の脳内イメージによりますと、小林聡美+パスコの「超熟」=『かもめ食堂』という図式が頭の中で成り立っていたんですが、その脳内イメージを裏切らない作品でした。──っていうか、私の脳内イメージ、順番が逆じゃん! と今更ながら気がついた(゜o゜;  優しくて柔らかなんだけど、その中に絶対曲げられない「固い芯」が一本、まっすぐ目指すべき場所に向かって刺さっている感じがして、清々しく潔い読了感です。

2012/01/15

アセロラ@道東民

群ようこさん、初読み。オトナのおとぎ話のような内容に反して、こういうのがカッコ悪いとか、こんな生き方は絶対したくない、というような彼女のブレない考えがクールな文章から伝わってきた。おにぎりの海苔を現地の人が「黒い紙」と表現してたのには笑ったwクリームたっぷりのシナモンロールが食べたい。ヘルシンキのアカデミア書店にも行ってみたい。

2015/07/29

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