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神聖喜劇 第4巻

神聖喜劇 第4巻

神聖喜劇 第4巻

作家
大西巨人
出版社
幻冬舎
発売日
2006-08-01
ISBN
9784344012134
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神聖喜劇 第4巻 / 感想・レビュー

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きいち

ほんとうにおもしろい・・でも、マンガで読むと全然他人事に思えなくなってきてしまった。こんな風に些細な事件がきっかけで延々と皆が話し合わなければいけない状況って、それこそ「会社」なり「地域」なりの中では当たり前にある。中の人間にとっては、それがいかに些細なことなのかは全くわからない。状況が画で描写されていて今の状況との違いは明らかなのに、だからこそ身につまされる・・。◇原作でもショッキングだった東堂の突然の博多弁は、ここでも衝撃的。◇そして、中学生東堂の通学の汽車と海水浴での、淡い思い出。彼女の横顔がいい。

2014/10/15

さらば火野正平・寺

軍隊の中の実に些細な事件。そんな些細な事件を真剣に語り合い思考するキャラクター達。そして差別。軍隊というのは暇なのかなと思わざるを得ない。面白い。原作にチャレンジしたくなってきた。解題は唐沢俊一だが、若干のネタバレをしているのが良くない。

2014/04/24

FK

小説第三巻の内容が、マンガ版ではこの第四巻で描かれている。巻末に大西巨人による「要塞の日々 4」という一文がある。「大体、インテリゲンチアは”知識階級”などと訳されるけれども、本当は「階級」を意味するものではなく、その人間がいわゆるプロレタリアートで学歴があろうとなかろうと、自分で勉強すればインテリゲンチアであるし、逆に、たとえ大学を卒業していても、努力をせずに馬鹿であればインテリゲンチアではないわけでね。」(P.298)/あと「二十五分」(小説第三巻P.59)が「二十分」となっていた(P.34)。

2018/04/25

Mabo

兵器についての事件。生源寺は好感の持てる人物だ。それにしても冬木のことは引っ張るなあ。

2013/02/01

nora

「陸軍刑法」第八章「軍用物損壊ノ罪」第八十条 露積シタル兵器、弾薬、糧食、被服其ノ他陸軍ノ軍用ニ供スル物ヲ焼燬シタル者ハ左ノ区別ニ従テ処断ス 一 戦時、軍中又ハ戒厳地境ナルトキハ死刑又ハ無期懲役ニ処ス 一 其ノ他ノ場合ナルトキハ無期又ハ二年以上ノ懲役ニ処ス 遂にこの刑法に該当する事件が勃発した?!疑心暗鬼が渦巻き濃密な推理ドラマが展開する。

2009/05/14

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