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赤い羊は肉を喰う

赤い羊は肉を喰う

赤い羊は肉を喰う

作家
五條瑛
出版社
幻冬舎
発売日
2007-01-01
ISBN
9784344012820
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赤い羊は肉を喰う / 感想・レビュー

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扉のこちら側

初読。2014年1078冊め。群衆を煽動する方法、数字の魔力。ナチスによる水晶の夜を再現しようとする実験、恐ろしい。

2014/11/20

yumiDON

リサーチ会社で働く内田偲が住む町に、ある日現れる黒い小さな点のような違和感。増える暴力事件や軽犯罪の裏にナニカの気配を感じる内田。統計学を用いた陰謀もの、といった新鮮な内容でした。しっかり読むと、不気味で怖い話。これ、書こうと思えばもっと陰湿な話に出来そう。個人的には、もっと怖く書いてもらった方が面白そう。でも、面白く読めました。

2015/04/20

藤月はな(灯れ松明の火)

鉱物シリーズ外伝、4冊目、読了。色彩や展示物によって人間の意志が操作される設定に背筋が凍りました。大衆の欲望をむき出しにさせるのは周囲の状況であるという設定はとても読んでいて興味をそそられました。ラストの内田の目標は人類においての大きな課題でもあると思います。個人的には内田から語られるエディと葉山のコーヒー攻防戦で思わず、ふきだしてしまいました。葉山のエディにぎゃふんと言わせてやろうとしたのに失敗したときの顔が目にありありと浮かんでます(笑)

2009/10/16

そのぼん

大衆を意図的に操る人物の影が見え隠れする世界…。本当にこんなことがあったら気味悪いですね。だだ作品の世界にちょっと入り込みにくかったかも。途中で中弛みしそうな感じもしたけど、作品の発想自体は悪くはない気はします。

2011/06/06

Alice@JazzCafé

ペンギンのドミノ倒しを想像すると可愛くて面白いが、「最初の一羽が群れの行動を決める」という大衆心理の観点から考えると、確かに怖いものがある。かつてのヒトラーのように、大衆を意図的に悪意を持って操ろうとする人間がまたいつ現れても不思議ではない。皆が渡っている赤信号の横断歩道を一人立ち止まる勇気を持ちたい。

2010/10/29

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