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ぽろぽろドール

ぽろぽろドール

ぽろぽろドール

作家
豊島ミホ
出版社
幻冬舎
発売日
2007-06-01
ISBN
9784344013414
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ぽろぽろドール / 感想・レビュー

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takaC

正しいお人形さんの扱い方とは。

2015/05/14

いいほんさがそ@蔵書の再整理中【0.00%完了】

人形と人間の不思議物語*かすみの秘密は、おばさまから貰った、頬をぴしりと打つとぽろんと涙をこぼす等身大の男の子の人形。つらい事、苦しい事があるたび、彼の頬を打つのだ。ある日、そんな彼女に初めての彼氏ができたけど、彼はかすみに涙を見せてはくれなかった…――帯に『男の子にはわからないのだ…』と書いてありました。そうかも知れません。でも、理解する努力はしたいので手にとってみました。しっかし、人形って不思議ですね。言葉を発するはずがないのに、ヒトを模したばかりにまるで心がある様に感じる。 ⇒続き

2013/07/09

エンブレムT

美しく精巧に作り上げられているのだけれど、ねっとりと甘く、どこかが歪んでいる世界。そんな、まるで飴細工のような6つの作品が収録された短編集でした。描かれているのは、人形に向けて真っ直ぐな愛情を抱いているさまざまな人の想い。その真っ直ぐな愛情は、同時にどこか歪んでもいて、直視できないような仄暗さをまとっています。人の『運命のひと』へ向けた愛情は、妄執という形をとることで、初めて幸福で閉じた世界を作り上げることができるのかもしれない。切ないです。

2011/10/09

カピバラ

「お人形」をテーマにした短編集。「手のひらの中のやわらかな星」が一番好きだったかな。クラスのキラキラしている女の子にあこがれる冴えない女の子の話。着せ替え人形に手作りの服を着せ、自分の憧れや理想を投影する。あるあるですね~「ぽろぽろドール」も女の子の気持ちを描きとっているなと感心しました。

2015/10/16

そのぼん

表紙のイメージで童話のような世界観かと思っていましてが、そうでもなったです。特に最後に収録されていた『僕が人形と眠るまで』は生々しさとというか、痛みがある感じでした。

2012/11/02

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