大阪ばかぼんど: ハードボイルド作家のぐうたら日記
大阪ばかぼんど: ハードボイルド作家のぐうたら日記 / 感想・レビュー
utinopoti27
ギャンブル(とくに麻雀)と小動物(とくにカエルと金魚)をこよなく愛する、浪速の重鎮・黒川博行センセ。座右の銘は『棚から牡丹餅』『人生出たとこ勝負』だそう。本作は、恐妻家でグータラで大雑把な直木賞作家が、日常を面白おかしく綴ったエッセイ集だ。トボけたエピソードの中でも、嫁さんとの軽妙なトークが飛びぬけて面白い。あれ?これってそのまんま「疫病神」シリーズでお馴染み、桑原と二宮の掛け合いやんけ(笑) ちなみに奥様は、かの有名な日本画家・黒川雅子さんらしい。ときにセンセ、来月の新作も楽しみにしてまっせ!
2019/10/19
keiトモニ
やっぱり賞味期限ですな“締切の迫った原稿を書きながら放屁したら、気体と共に液体まで漏出し、嫁はんに怒られるから汚れたパンツを捨ててシャワーで…”私もちょくちょくありますわ。私の場合、パンツ捨てても嫁はんに見つかるんですわ。ンで“ようやく7年落ちの中古車を買うことができた。旧型のBMW3シリーズ。六本木のカローラと称された小型車…”ってね。私なんざ田舎のカローラさえ無理でスバルサンバー…しかしよう走る…。痩せるパンツご愛用の奥さま、なかなかの美人。いいですね、黒川先生!ご夫婦仲のいいことで慶賀に耐えません。
2016/05/06
4丁目の父ちゃん
黒川さんの作品(喧嘩)を初めて読み、この人オモロイ人や。 はじめの方は麻雀ネタ、小生あまり興味がないので読み飛ばしたが、「恐妻に慄く」あたりから笑いっぱなし。大阪のおかんはみんなこんな人??(笑)
2017/05/16
カープ坊や
黒川節炸裂!ぶち最高! 先日読んだ『麻雀放蕩記』同様にギャンブルに負け続ける ぐうたら作家だと自分自身を卑下していますが(悔しがる作者の姿を想像するだけで面白い) 実は、奥様を愛し 生き物を愛し 心優しきハードボイルドだとは あの姿 あの格好からは想像つかないな(笑)
2014/09/05
5〇5
「黒川さんて、ええかげんなとこあるけど、カエルやメダカを仰山世話してて、まめなとこあるんやな」 「うち、悪もん小説書くから、なんや怖い人かいな思うてたから意外やったわ」 「元教師だったり、彫刻がうまかったり。それによめはんは日本画家やし」 「その奥さんとのやり取りはわろたわ」
2015/08/21
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