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レッスン

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作家
五木寛之
出版社
幻冬舎
発売日
2008-09-01
ISBN
9784344015555
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レッスン / 感想・レビュー

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ゆか

男性作家の恋愛小説はあまり読んだことがなく、この作家さんも初読。全編通して会話が多いんですが、いちいち話し言葉が小難しい(笑)でも、嫌いじゃないです。主人公がおかれてる状況が村上春樹的だなぁ…と言うのが率直な感想。出て来る女性は皆、自己主張がしっかりしていて、ワガママで頭が良い。そして決して庶民ではなく、お金もあるし、仕事も出来る(笑)終始女性に振り回される主人公ですが、途中離脱した人や突然消えてしまった人の事はぼやけてくる事はあっても、忘れられないんでしょうね。

2015/05/19

ちぃ

男性が書く恋愛小説だなぁ〜と。後書きで著者は「これは恋愛小説ではない」と言ってますが、そこは却下(笑)主人公の青年は15歳以上年上の女性に惹かれる。そして、彼女の生徒となる。こんな女性いる?と思える部分もちらほらあるんですが、男性が憧れる女性像なんでしょうね〜。誰にも囚われず、何にも囚われず、好きな時に好きな人とその時にやりたいと思った事をする。大人版、男子生徒と女性教師ってところでしょうか?読後感は悪くなく、ちょっと文学的な作品に感じました。

2014/12/21

りょう君

BOOK-OFFの100円コーナーで購入(笑)一般論ですが男という生き物は年上の女性に憧れる時期があるようです。先生、上司、先輩いろいろです。この小説はそんな恋愛小説です。主人公はおんぼろボルボに乗る26歳の独身のライターです。フェラーリに乗る年上の女性とフィレンツェで知り合い、様々なプライベートレッスンを受けます。そしてベッドの上で完全に主導権を握られます。そんな日々を楽しみましたが、やがて主人公は彼女との関係から卒業します。そして年下の大学生と婚約。小説は完全に男性目線なので女性には無理かも(笑)

uenos

26歳の青年がふとしたことから42歳の女性からレッスンを受ける。ゴルフ、ファッション、セックス、マナー、車の運転、そして恋愛、女性の扱い方、人生観、死について。魅力的な女性からのレッスンを受けて青年は大人の男に成長していく。永遠の愛はつかめないものだろうか。

2011/06/09

さちゃ

最初は「五木さんはこういう本も書くのか」という印象もあったけれど、読み進めるうちに、人との関わりの中で学んでいくこと、人間が学び、成長していくこと、生きることが、小説の中に据えられているように思えてきて、そこに五木寛之さんの信念みたいなものを感じました。「恋愛小説」とタイトルにはあるけれど、単純な色恋物ではなく、深層を描こうとした小説という感じです。

2014/10/06

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