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黒の狩人 下 (2)

黒の狩人 下 (2)

黒の狩人 下 (2)

作家
大沢在昌
出版社
幻冬舎
発売日
2008-09-01
ISBN
9784344015609
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黒の狩人 下 (2) / 感想・レビュー

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タナー

公安の特命を受け、中国人通訳の相棒をつけられ事件を追うことになった佐江。相棒である宋(毛)が実は偽者であることに、捜査を開始してから早い段階で佐江は気付く....。五岳聖山、中国国家安全部、等々、中国人が多く出てくるストーリーは人名が読めなくて困る。それはさておき。物語は複雑だが、佐江が相棒・毛のために身体を張るシーンにはグっとくるものがある。新宿鮫も面白いが、この"狩人シリーズ"も、なかなかのモノだ。

2022/12/12

シタンディ

狩人シリーズ第三作。前二作で主要人物が死にまくったので『今回もそうでしょ?さて、誰が死ぬかなぁ?』そんな先入観を持って読み進めたが、それを最後の最後に後悔させられてしまった。舞台は新宿。マルB担当の一匹狼刑事。前作まで役者的には二番手に位置していた佐江が主人公。暴力団に中国マフィア、更には日中の公安部が絡まって、まるで新宿鮫のアナザーストーリーのような展開。大沢在昌ワールドここにあり。しかし前作『砂の狩人』のような後味の悪さが一切ないラスト。気持ちいいほどの勧善懲悪作品。毛と由紀の今後に幸あれ!

2020/05/31

ざび

下巻に期待したのだけれど、最後までなかなか入り込めませんでした。中国名に振り回されているうちに終わってしまった。毛のこの先だけが気にまります。

2014/08/15

アルラ

中国国家安全部、中国マフィア、暴力団、日本公安警察、外務省、警視庁、新宿署組対刑事 ・・・日中入り乱れての登場人物を覚える間もなく、ハイスピードの展開に、途中で何がなんだか訳がわからなくなった。ちょっと詰め込みすぎ?・・・のような、いや大沢作品はこれでいいのだ!みたいな。やっぱり、最後までイッキに読ませるのはさすが。間違われた「毛」は「北の狩人」の梶雪人に雰囲気が似てるかも。2009/3 読了

2011/01/27

外道皇帝

「北の狩人」「砂の狩人」でわき役だった佐江刑事がついに主人公に。中国人の通訳を助手にして中国人殺しの捜査に乗り出すが、助手に付けられた中国人は公安がスパイ容疑をかけている男だった。脇の下に掘られた「五岳聖山」の刺青だけを頼りに3つの殺人事件を追っていくとその先には中国と日本の諜報戦の闇が・・・。それにしても大沢作品は読みやすくて困る。上下巻なのに読み始めるとあっという間。複雑に絡んだ関係もちゃんと分るし。なんでこんなに読みやすくて分かりやすい文章なんだろう。素晴らし。

2008/12/29

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