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明日の話はしない

明日の話はしない

明日の話はしない

作家
永嶋恵美
出版社
幻冬舎
発売日
2008-10-01
ISBN
9784344015715
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明日の話はしない / 感想・レビュー

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七色一味

読破。3つの短編と、それを総括する最後の1編からなる物語。どこにも救いのない、まるで転がり落ちていく岩のように、底の見えない断崖へと落ちていくような感じ。登場人物すべてが自己内完結しちゃっていて、自分の中で負へと渦巻きながら落ち込んでいく思考とか感情とかを、自分で何とかしよとするのも怖くて出来ない、ムカつく奴らばかりが出てくる。どいつもこいつも、自分に都合のいいようにしか解釈しやがらねぇっ! 外に目を向けろよ、助けを求めろよっ、そう叫びたくなる作品でした。すいません、なんか、怒りしか湧いて来なかった…。

2012/06/18

そのぼん

4つのストーリーが最後に繋がっていく作品でした。 主人公たちが心の中に鬱々としたものを抱えていて、色んなことが裏目に出ている感じが、読んでいて憂鬱になりました。

2012/06/22

tellme

表紙の感じからは想像できないイヤミス。3つの話が最終話に繋がったけど、全く救いようが無い。タイトルとの関連があんまり感じられない気がするのと、登場人物たちには全く感情移入できんかった…。構成自体は面白かったです。

2017/11/29

野のこ

3つの話が最後に繋がってたけど、結局、救いようのない物語でした。唯一オカマちゃんのキャラは良かったです。

2016/04/25

アコ

永嶋さん2冊め。好みが分かれそうだなと感じるも、わたしは好き。先が気になって真夜中に一気読み。1-3話は登場人物の年齢や舞台設定もまるで異なり、それが最終話で繋がる構成。読み進めていくうちに「これってもしかして?」がいくつか出てくる。そのあたりのゾクゾク感、そして最終話での総括(伏線回収?)がよかった。とはいえ内容は救いようがなく閉鎖的で悲しい世界の物語。永嶋さんのどこか淡々と綴っていく文体でなければ重すぎて読みきれなかったかもしれない。読後にタイトルが響き、そしてどことなく『白夜行』を思い出す。

2016/05/06

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