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ふたりの季節

ふたりの季節

ふたりの季節

作家
小池真理子
出版社
幻冬舎
発売日
2008-12-01
ISBN
9784344016057
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ふたりの季節 / 感想・レビュー

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やも

学生時代につきあったはじめての人。30年の時を経て、偶然街角で再会する。あんなに大切にしてきてたのに、大切にしてもらってたのに、どうしてあの時2人は別々の道を選択してしまったのかな?再会して30年の間混ざらなかった道が交差して、その先は1つの大きな道になるのか、それとも…。先のことは分からないけど、またあなたと会えたらいいな。凪の中にアツさがあるカンジ。いいな、昔の恋や好きだった人をこんな風に綺麗に思い出せるなんて、素敵だな。焼けぼっくいに火がつくとか、そんな陳腐な一言で表したくない、綺麗な話だった。★4

2021/11/20

ミーコ

薄いし 文字も少ないしサラッと読めてしまうけど・・・ 印象も残らないし 何だか詩を読んでる感覚。文学的なのかも知れないけど面白くもなく残念。。。

2016/05/28

けいこ

30年ぶりに偶然出会った元恋人同士。一瞬にして当時にタイムスリップし、甘くほろ苦い記憶が蘇る。終わった時間を笑って懐かしむ様子がかえって切なくて哀しいけれど、『終わりはまた、次の始まりを意味する』。2人の行方が気になるなぁ。人生はまだまだ続く。その中で『偶然は、あらかじめ決められた必然』だと思うと、なんだか1日1日がキラキラしてくる気がする。私自身、高3で付き合い、元彼が浪人、私が進学、なんとなく終わった所が物語と同じだけれど、違うのは何年も前からSNSで友達になっている事。偶然の再会、してみたい(笑)

2021/09/25

yuyu

読友さんの感想を読み、図書館で手に取った一冊。サラッと読了。フランスの短編映画のような雰囲気。特に大きな出来事が起こる訳ではなく、昔愛し合っていた二人が再会し、数時間語り合う。そこに流れる空気は穏やか。今日のような休日の午後に読むにはぴったりかな。

2016/05/29

きさらぎ

70年代初頭の「あの時代」を振り返りながら、未来へ続いていく恋愛小説。別れから35年振りに偶然再会した由香と拓が、出会ったころから現在までを時代背景ととも回想していく。偶然出会った喫茶店、流れていた音楽、学生運動、三島由紀夫の割腹自殺、あさま山荘事件、お互いの家族。あの頃には言えなかったわからなかった気持ちも今なら言える分かり合える。「偶然は、あらかじめ決められていた必然でもある」出会いも再会も再会した季節でさえも必然であったのなら、お互いが伴侶を失くした後の再会もまた必然だったのだろうか。

2016/12/23

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