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望郷の道 上

望郷の道 上

望郷の道 上

作家
北方謙三
出版社
幻冬舎
発売日
2009-03-01
ISBN
9784344016439
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望郷の道 上 / 感想・レビュー

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taka61

【図書館本】 明治初期の九州と台湾が舞台。本書は何と作者である北方センセイの曾祖父母をモデルにした作品です!賭場を営む女将瑠イと出会い、婿養子となった正太は賭場を拡大するも、九州を追われる身となり単身台湾へ。そこで裸一貫から事業を興す過程が描かれています。登場人物たちは皆九州者らしい男気・女気?に溢れ、読んでいて清々しさを感じます。さすが北方謙三氏の祖先ですね。下巻も楽しみです♪

2014/01/11

藤枝梅安

石炭を運ぶ川船業の3男が、賭場を営む藤家の一人娘に婿入りする。  この夫婦の壮絶かつ爽やかな生き方を描く。  北九州という土地の持つ力を感じさせる作品。  「義理と人情」炸裂の任侠・経済小説。  帚木蓬生さんの「三たびの海峡」のような展開かと思ったが、それよりずっとシンプルな物語。そのシンプルさがストレートに突き刺さってくる快感。

2009/08/23

あろは祭り

北方謙三先生の曾祖父 森平太郎氏(戦前の4大菓子メーカーの1つ新高製菓の創業者)をモデルとした経済任侠小説。明治興隆期の佐賀や台湾を舞台に、骨太な男と女の生き様を描く。その心意気が なんと気持ち良いことか!!家族を守るため、自らを犠牲として苦悩する様に心揺さぶられる。「男は、心ん中で泣けばよか。人に涙ば見せちゃいかん」っちゃけど、心ん中から溢れてしもうたっちゃ。一人やったけ 許しちゃり。下巻へ続く・・・

2014/01/04

ありんこ

上下巻なので、ボリュームがあると思いきや、スラスラ読めます。夫婦二人で協力して、自分の人生を切り開いていくさま。九州弁もいい!!

2011/06/28

patapon

母からのお勧め本として紹介されたので読んでみました。いいですねぇ。展開も早くて退屈しない。正太の強さと優しさ、瑠偉の思い切りの良さ、二人ともに惹かれてしまいます。このまま台湾で成功してほしいと思いますが、下巻が楽しみです。

2013/03/10

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