望郷の道 下
望郷の道 下 / 感想・レビュー
taka61
【図書館本】九州を追われ、単身台湾へと乗り込んだ正太。そこでキャラメルづくりを始めとする菓子製造業を興し、嫌がらせにもめげず、新製品開発、台湾全土への事業拡大と、次々と新たな挑戦を行います。今で言う起業家ですね。当時の時代背景として日露戦争が描かれており、そんな時代に海外で事業を興す正太の姿に感動すら覚えます。最後は九州の地を再び踏むことができ、ハッピーエンドです。希望にあふれるエンディングが心を晴れ晴れとさせてくれました (^o^)/
2014/02/11
あろは祭り
信用第一。夫唱婦随。ひたむきに歩んできた二人には、桜の花道が良く似合う。絵になるね~ (^^)/ 故郷を遠く離れ、日々 奮闘している中、遠賀川、木屋瀬、自分の地元が舞台となる この小説に出会えて感激! 同じような望郷の道を歩みたい!!
2014/01/08
maito/まいと
九州を追放された夫と、家を捨てて夫と共に生きる決意をした妻。文字通り裸一貫から始まる後編は、商いの難しさがあり、次第に広がっていく人間関係の拡がりがあり、深まっていく家族の絆あり、浮気と妻の恐ろしさあり(笑)と、非常にバラエティに富んだ内容。起業物語としてもかなり具体的に書かれており、ビジネスマンにも一読の価値あり。そして、最後に訪れる帰郷の刻、そして夢にまで見た桜の花道。まさに「望郷の道」を歩み続けた2人が報われる最高の瞬間。ただ、ただ涙があふれます。爽やかな想いに包んでくれる小説、文句なしにオススメ☆
2011/11/02
ありんこ
後半は経済小説としても読めます。自分の店をよりよくするために奮闘する夫婦のドラマ。こんな風に夫を支えるよき妻。素敵な関係です!ぜひ一読を!
2011/06/28
6 - hey
主人公が菓子工場で成功するまで。成功するには正太のように帳簿に細心の注意を払いながら、大胆な行動をする必要があるなとしみじみ感じた。
2012/12/01
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