絶望ノ-ト
絶望ノ-ト / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
絶望ノートというか要望ノートという感じ。オチはわかっていたようでチョット違ってビックリした。
2013/09/04
風眠
確かに、照音は絶望していたのだろう。ろくでもない親に、自分が生まれ落ちた境遇に。人の好意や気持ちも、捻じ曲げて捉えてしまうほどに、絶望していたのだろうと思う。凄まじいいじめの様子や、両親への不満を書き綴ったノート。それは中2の照音の心の闇と、悪意が書かせた絶望ノート。本当はいじめなんかなかった。けれど、ここまでしてしまう人格を形成してしまった、壮絶な過去があったのだろうと思うと、誰が悪いとか、どこで間違ったのか、そもそも名前が悪いのかって、分からなくなる。人格形成と、環境と悪意について考えさせられる物語。
2014/04/01
里季
うわぁ、すごかったぁ。息が詰まった。最後は背筋がぞぞっと・・・
2014/03/20
nyanco
苦手な二段組み、テーマはいじめ…と序盤手こずりましたが、読みだせば一気読み。犯人予想するが、後半、え、え、え~!という感じ。いじめの記述に胸が悪くなり、多くの人が死んでしまうのが何とも重い。『絶望ノート』の真の意味が解ると空恐ろしくなる…。ぐいぐい読まされ、伏線が見事にパタンパタンと解明されていくのも流石、歌野さん。でも、後味悪すぎますよ。
2009/08/14
Gemi
年明けの最初にチョイスしたがこの本。まぁ縁起でもない。中二の太刀川照音は、日々のことを「絶望ノート」と名付けた日記帳に書き込んでいく。同級生からのいじめ、強制万引き、学校裏サイトでの誹謗中傷、そしてリストカット等。ある日校庭で見つけた人の頭ぐらいの大きさの石。それを神と崇める。オイネプギプト様として。絶望ノートに死んでほしい人の名前を書き込み祈る、いや呪うと人が死んでいくではないか。これはデスノートなのか?これは歌野晶午作品、それだけでは終わらない。最後まで読んで欲しい作品。今年最初にして当たりだった。
2020/01/09
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