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花と流れ星

花と流れ星

花と流れ星

作家
道尾秀介
出版社
幻冬舎
発売日
2009-08-25
ISBN
9784344017238
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花と流れ星 / 感想・レビュー

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がらは℃

ミステリーとホラーの間を揺れ動きながら、そこに心の秘密や闇が見え隠れする短編の物語達だったなあ。真備さん、凛さん、そして道尾さんと良いキャラクターだなあ。

2010/12/22

れいぽ

久しぶりに真備霊現象探求所の愉快な仲間たちに会えました!(笑)短編集なので読み疲れすることなくスイスイいけますw「花と氷」が印象的でした。道尾さんは「白くて冷たい感情」を書くのが上手だなぁ。

2011/03/28

ミナコ@灯れ松明の火

他のアンソロジーで既読だった『流れ星の作り方』。静かで美しくて切なくて、でも驚きもあってやっぱり面白い。『オディ&デコ』でははじめに出て来た季節に関する表現があんなにも大きく真相に関わって来るとは!道尾(作中の)が猫を溺愛する姿が、道尾さん(作者の)が愛猫だったヒメを溺愛している姿のようで、失礼ながら可愛かった!『花と氷』、この5編の中では一番切ないけれど一番好きです。溶けた氷の水で、いつか花が咲きますように。

2010/10/24

kariya

花も氷も流れ星も全ては人の胸にある。亡き妻に逢いたいがために真備が興した霊現象探求所に舞い込むのは、マジシャンが自ら消した腕の謎に、携帯の動画に映る死んだ筈の白い仔猫、孫娘を亡くした失意の発明家。時に寂しく、時に哀しく、けれど時に暖かく、人の思いによって紡がれた謎を、人の手が解いていく短編集は、道尾作品にしては騙しの力は弱めで、その分どこか静けさと優しさが際立つようだ。今はもういない誰かを懸命に追い求める気持ちは、作り出した星に願いをかける思いと、きっと似ている。

2010/01/13

nyanco

本編を読んでいないのに真備と凛、道尾のキャラクターと関係もきちんと伝わって、楽しめました。どちらかと言えばダークサイド寄りではない作品。雰囲気が好きなのは『流れ星のつくり方』.。反対に『花と氷』、薪岡の行為は、どう考えても身勝手。子供たちの心に傷を残さず未遂に終わって良かった。辛いから死んでしまいたい、それも他者の手によって…という身勝手さは許せない。死ぬなら勝手に死になさい。いや、亡くなった命の分まで辛くとも生きるべきです。さくさくと読みやすいスピンアウト短編集。でも道尾さんのガツンとした長編も読みたい

2009/09/07

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