罪と音楽
罪と音楽 / 感想・レビュー
まめタンク
小室哲哉という人物に興味があって手に取った。時代の寵児と言われ、その資産は100億円とも言われていた頃。彼の中では解決できない悩みを抱えていた。このまま飛行機が落ちればいい、そうすれば僕の周りの人は喜ぶだろう。ある意味で感覚が麻痺していた。この詐欺事件もそんな麻痺から生まれたものなのかもしれない。この本は「罪」と「音楽」が二層構造になっている。罪を語る小室哲哉、音楽を語る小室哲哉。この本を読んで思った事は「彼には音楽しかないんだな」という事。ある意味で純粋な音楽家なのかもしれない…。
2011/09/25
gtn
当時ヒットを出すために、いかに簡単な表現にし幼児性を強めるか、どれだけNHK「みんなのうた」に接近させるか意識したこと等、瓢箪から駒だが、贖罪よりも著者の音楽理論に興味を覚えた。
2020/10/26
AKO
すごい題名。ちょっとの待ち時間に入った図書館で斜め読みなので、読んだ本とは言えないかもしれないけど覚えとして。最近なぜかglobeの曲を聴きたくなってまた聴き出したところでこの本に出会った。小中学生の頃は小室ファミリーに本当ハマっていた。今はミスチルが好きだけど、小室さんから見たミスチルの魅力も書かれていて、なるほどだった。音楽が幸か不幸か。音楽があるから天国まで行けたし、地獄にも落ちた。でもやっぱり彼の音楽があって良かったと思う。
2017/01/29
ふらんそわ
小室哲哉好きながら今更読みました。シャイなTKがここまで書くとは読んで良かったなと。ただとても偏った内容なので読む人を選ぶ本ですね。私はTK以上に桂子のファンなのでこの夫婦の絆にぐっと来ましたが、アンチな方からすると、、、、っということでTK、globe、TMNのファンならば読むべき本でしょう。
2014/01/08
(*・ω・*)
「いつ死んでもよかった。 愛しているとか、愛されているとか、今日も生きているとか、そういう喜びも麻痺していたのだ。 自分の中の扉を開け、音楽世界に閉じこもった。現実世界を生きるだけのゆとりがなかったのだろう。現実世界の中に安らぎを探す気持ちすら失せていた。」
2018/02/11
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