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悪名の棺笹川良一伝

悪名の棺笹川良一伝

悪名の棺笹川良一伝

作家
工藤美代子
出版社
幻冬舎
発売日
2010-10-01
ISBN
9784344019027
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悪名の棺笹川良一伝 / 感想・レビュー

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田中

子供の時に見ていた日本船舶振興会のCM「戸締り用心火の用心」のおじいちゃんはこういう経歴だったのか。いずれ再評価されるときが来るのだろう。

2016/04/20

山田太郎

一人一殺の人かと思ったが、一日一善だったりするわけで、はじめはやくざと確か聞いたが、その後は右翼の親分と聞いていたけど、この本読むとイメージが全然変わる。金もうけしたとことかモーターボート協会立ち上げたときなんかもうすこし色々あってると思うけど、なんか流して書いてる感じでちょっと不満だけど、この本はおすすめ。

2011/05/28

gtn

こう見えて、子供に財産は残さなかった。次男の堯が東京都知事選に出馬したとき、古舘伊知郎に想像で富豪であると揶揄され、一喝したことを思い出す。

2019/01/18

プレイン

一日一善のCMから笹川良一はずっと気になっていた人物。ファシストや政財界の黒幕、右翼のドンと呼ばれ悪役のイメージが強かったが、天然痘、ハンセン病根絶活動、各種文化事業など慈善事業にここまで尽力していたとは知らなかった。近年生前の書簡などが公表され再評価され直しているようだ。巣鴨プリズンで東條英機に諭すとは大した大物である。戦後左翼陣営のレッテル貼りで悪役が定着してしまった感があるが、そのダーティな部分ももう少し記述があれば、清濁飲み込む大物人物像がもっと面白く描けたのではないだろうか。モテるにはマメに限る

2016/05/06

バーベナ

火の用心&一日一善の好好爺はいったい何者なのか、ずっと気になっていた。最初は株等、戦後は競艇で世界一のお金持ちだった時期もある。お金の使い道は、私利私欲ではなく自分が想う福祉。巣鴨プリズンに収容されている人達や、その家族の面会費用も面倒を見ていた証に、死後、お礼状がたくさん出てきり、天然痘、ハンセン病への巨額の支援。お金儲けが目的ではないからこそのスケール感。あの世にお金は持っていけないという彼のご馳走はチャーハン。そして、生涯一度も脱税したことはなかった。清濁併せ持つ、なんて面白い人物なんだろう。

2014/11/29

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