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烙印

烙印

烙印

作家
天野節子
出版社
幻冬舎
発売日
2010-12-01
ISBN
9784344019270
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烙印 / 感想・レビュー

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いつでも母さん

そうだ、『氷の華』の戸田刑事だ。400年前の出来事が30年前の事件と今の事件を呼び起こしたのだとしたら、浪漫だけれどこんなに哀しい事はない。天野作家今回も読ませて頂きました。一気に読了です。『烙印』巧いタイトルをつけたもんです。だが直哉は罰として生まれてきた訳じゃ無い!そして、ただ男を愛しただけなのに男を守ろうとしただけなのにという女は遥か昔からいたと云う事実。肌の色が違っても愛する男が罪を犯していたとしても・・ここにも哀しい女はいたという事実。400年前エメラルドに彫った証が御宿の海に哀しく映える。

2016/04/26

ひらちゃん

天野さん初読み。グイグイ引き込まれた。400年前の事故、現代の殺人事件、30年前の白骨死体。時も違えば場所も違う。一つの事件に繋がる時、入れ替わりは最初の方で気づいたものの、動機が分からず気になって読み進めた。隔世遺伝は分かるけど、何世代も前の遺伝子が現れるとなると驚き。この事実も、史実を盛り込んだ事も、天災を逆手にとったのも面白かった。最後に彼らの先祖が繋がった時、ピースがすべて綺麗にはめ込まれようでスッキリした。

2018/03/07

ダイ@2019.11.2~一時休止

帯によれば氷の華のキャラが出ているようですが未読・・・でも特に問題ない感じ。犯人の動機で結構引っ張ってたけど解決は少しあっさりテイスト。

2019/09/19

ちょろこ

400年前の恋物語が光っていたな、の一冊。400年前の事柄と現代の事件がどう繋がっているのか…序盤から惹きつけられる構成だった。戸田刑事の相変わらずの刑事魂、犯人と戸田刑事の対決が大きな見どころだとは思うけれど、なんだか動機、真相が今ひとつ盛り上がりに欠けたというか…物足りず。自分はそこよりも400年前の恋物語に魅了された。もう少しこの部分を絡ませて欲しかったな。

2016/05/21

ちよりる

図書何本。これで既刊の天野作品はコンプリート!400年前の海難事故から始まり、現代にどう着地するのかと思っていたけれど、なるほど血の烙印か…最初惹きつけられた割には、全体としてはちょっと物足りなかったかな。過去に比べて現代のパートの魅力が足りなかったというか。とはいえ相変わらずのボリュームでも飽きさせない構成力はさすがです。今年出てるし、新作は当分出ないかなあ…

2016/10/16

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