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おじいちゃんの大切な一日

おじいちゃんの大切な一日

おじいちゃんの大切な一日

作家
重松清
はまのゆか
出版社
幻冬舎
発売日
2011-05-01
ISBN
9784344019942
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おじいちゃんの大切な一日 / 感想・レビュー

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☆よいこ

児童書。うそをついて古いゲーム機を大切にしなかった小学5年生のエリカは、おじいちゃんの家に行くように言われた。おじいちゃんの仕事を見学するエリカ。おじいちゃんは工場で「工作機械」を作る仕事をしていた。熟練のキサゲ職人で素晴らしい仕事をしていたおじいちゃんの、退職最後の仕事を見たエリカは感動する。▽仕事って素晴らしい。

2020/08/20

シブ吉

新しいゲーム機が欲しくて、「いまのゲーム機が壊れた」と、嘘をついたエリカちゃん。お父さんに叱られたあげく、「明日、おじいちゃんとおばあちゃんのところに泊まりに行ってきなさい」と命じられる。どっちみち、あさってはみんなで泊まりに行くはずだったのに、私だけ先になぜ?・・・。着いた翌日、おじいちゃんの働く工場を見せてもらうことになったエリカちゃん。でも、その日は、「おじいちゃんの大切な一日」でした・・・。モノ作りを通して伝わる思い。親と子、人と人の繋がりを感じさせる優しい物語です。

2013/08/11

あつひめ

仕事を全うする。仲間に信頼される。どんな仕事でもとても必要な要素。大切なこと。忘れていませんか?と気付かされる感じ。定年を迎えるってすごく大切なこと。過去の積み重ねが結晶となり、この日にキラキラ輝く。独りよがりで生きていたらこんなキラキラは見ることができないのだと思う。昔と今では仕事に対する考え方も変化している。できれば一つところでしっかり骨を埋める覚悟で働いて欲しいとも思うが、自分の中の可能性の芽を潰してしまわないこともまた必要な気もした。絵本なので、いつか孫がわかるくらいになったら一緒に読みたい。

2017/08/23

nukowan

P54の絵本の装丁を施した短編のお話。もともとは工場を経営している会社が社員とその家族用に配布するために書いた物語だったそう。一般公開される予定はなかったところ、完成した三年後に【311】の震災が起きて、重松さんがなにか、できないかと思ってこの作品を出版したい、という経緯があったらしい。印税は【あしなが育英会】へ募金されるという。/あとがきを読むまでは【道徳の本】臭がすごいなぁと斜めから見てしまってたけど、読後に思うのは大人から子どもへ伝えられることの有り難さと大切さを教えてもらったような気になりました。

2021/04/03

zanta

借りてびっくり、本当の絵本だった。だけど、働けるー会社で働くことができるのももう最終コーナーが視野に入ってきた自分だから、その「大切な日々」を丁寧に生きようと思った。年若い後輩に、こんなに慕われる、最後の日を迎えられるように精進しようと今さらながら思う。

2014/04/08

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