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ひぐらしふる

ひぐらしふる

ひぐらしふる

作家
彩坂美月
出版社
幻冬舎
発売日
2011-06-09
ISBN
9784344019959
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ひぐらしふる / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。最後のオチにはビックリだが、その割にはあっさりしているような気が・・・。探偵役のキャラのせい?。

2017/02/10

そのぼん

表紙の爽やかな雰囲気とは違い、内容としては結構重みのあるものとなっていました。主人公の女性が祖母の葬儀のために田舎に帰ることになって・・・という始まりかたでした。章ごとに話が完結する連作短編集かと思いましたが、それだけでは終わらないところが良かったと思いました。

2014/01/06

モモ

そこはかとなく怖いような話。昔、経験した人に言いづらい話を、ずばりこうだったのでしょうと解き明かされる。夏のまぼろしのような話でした。

2022/07/03

ゆみねこ

山形出身の小説家の卵「有馬」が、祖母の葬儀のために帰省する。学生時代の出来事や幼なじみの心の傷を巡るミステリーだが、各章ごとに何か中途半端かもと思いながら読み、最後にスッキリと回収された謎。ちょっとこの先も追いかけてみたくなる作家さん。山形天童の風物がちりばめられていて、読んでいて楽しかった。

2013/08/12

ひめありす@灯れ松明の火

蜩の鳴く声は、いつだってどこか人を不穏な気持ちにさせる。それは夏の終わり、一日の終わり。沈みゆく太陽は鮮血の色。じりじりと焙られ選ぶその道に自分の居所はここであっているのか、と。帰る場所は、間違っていないのかと。心ばかりが焦って募る。日傘に隠された友の横顔が、あの日と重なる。じゃあね、また明日と手を振り別れる友の姿。小さくなる影を見送れば、あの影は本当にあの子のものだろうか。あれは本当に私の友の影だろうか。やがてその姿も見えなくなり、電燈の光が宵闇をはじく。その光の下、もう一人の自分が笑って佇んでいた。

2011/10/07

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