子や孫に読み聞かせたい論語
子や孫に読み聞かせたい論語 / 感想・レビュー
Kawai Hideki
約500章ある論語の文章の中から、子供と声を出して読み上げることを考慮して、特に重要な54章をピックアップして解説した本。短い中に真実を突いた言葉や、望ましい姿とそうでない姿の対比があざやかな文章が集まっている。筆者は安岡正篤氏のお孫さん。素直な文の解釈と、子供論語塾での子供の反応が紹介されているのが良い。「子や孫に…」ということだが、親としても勉強になった。
2014/10/13
Natsuko
先日読了した古典本より興味を持って。 2500年前の孔子の教えが現代にも十分通じることに感銘を受けるも、人というのは環境が変わっても心の在り方は普遍であることを噛みしめる。 「辞は達するのみ」:言葉というのは、その意味が十分相手に伝わるようにすることが大切。「人の己を知らざるを患えず。人を知らざるを患う。」:他人が自分の実力を理解してくれなくても、それを嘆くことはない。他人の実力を自分が正しく見極められないことのほうが心配だ。
2023/11/21
yonet35
子供に読み聞かせてようと思った。大人になるにつれて、親のしてあげられることは減る。小さい頃から論語を読み聞かせ、困ったときなどこの言葉を思い出してくれたら、、、と、思ったが、六歳の子供には早すぎた。読んでいるうちに親の私が心助けられた。
2018/10/17
がらす
論語からピックアップした54の言葉を、とてもわかりやすく解説した本。短い言葉で人の道を説く孔子の教えは、2500年前のものとは思えないほど物事の本質を突いています。声に出したり書き写したりして、心に留めておきたい言葉がたくさん見つかりました。「こども論語塾」の講師である著者が、子どもたちに語りかけたときの反応が書かれているのも楽しかったです。
2020/05/04
きるきるふわっち
分かりやすく、ためになった。自分のメールの署名に、なんか難しく短く今期の標語を入れる規定なのですが、この本からは、ヤハリ、40にして惑わず、しか…しかしそれでは、自分を全体的にさらけ出し過ぎるよ。いかん。藍は青より青し、では諸先輩方に失礼だし。
2014/06/12
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