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第五番

第五番

第五番

作家
久坂部羊
出版社
幻冬舎
発売日
2012-02-10
ISBN
9784344021273
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第五番 / 感想・レビュー

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紫 綺

いろんな意味で苦痛を伴う読書だった。健康至上主義的な日本人にとって警鐘を鳴らす一冊でもある。余分なエピソードも多々あるような気もしたが、最後は上手くまとまった。それにしてもウイルス、怖ろしや。

2016/11/26

koba

★★★☆☆

2014/11/30

Yuna Ioki☆

991-194-36 ☆数字祭☆ 未読の「無痛」の続編と知らずに読んだが、未読でも大丈夫な感じ。タイトルの意味は途中で明かされるが「なるほど」と思った。ザビーネの役割は為頼を帰国させるきっかけ作る為だったの?(¯―¯٥)刑法39条問題とか延命治療の問題やらあれこれ盛り込み過ぎるきがしてならない。

2015/05/19

きさらぎ

再読。久坂部さんてホントに主張がブレない。日本人の健診好きなところや医師の本音など、かなり皮肉った内容。作中の医師が、遺族に解剖をお願いするくだりには、不謹慎だけど笑ってしまった。作中の”日本人は健康を大切にするあまり、健康の奴隷になっている”という一節は、まさにそうだと思った。医師にとっては、現代の日本人は医療に頼りすぎに見えるのかな? ラストはイマイチ読み取れなかったが面白かった。

2015/11/25

うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)

創陵大学皮膚科へやって来た患者の病変は、エイズ患者が発症する皮膚ガンの一種「カポジ肉腫」によく似たものでありながら、それとはまったく別のものだった。そんな中様々な治療法が試されましたが・・。「無痛」の続編です。何よりも菅井の生への執着に度肝を抜かれました。私なら早い段階で諦めてしまうと思います。会社で当たり前のように健康診断が行われるようになった昨今。何とも皮肉めいた話だなと思わずにはいられませんでした。いろんな意味でこの物語がフィクションであることにホッとしました。★★★★

2012/05/27

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