KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ダンス・ウィズ・ドラゴン

ダンス・ウィズ・ドラゴン

ダンス・ウィズ・ドラゴン

作家
村山由佳
出版社
幻冬舎
発売日
2012-05-25
ISBN
9784344021839
amazonで購入する

ダンス・ウィズ・ドラゴン / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

hiro

村山由佳さんの本は直木賞受賞作の『星々の舟』に続き2冊目。「宮崎美子のすずらん本屋堂」で恋愛小説の名手村山さんの最新刊として紹介されていたので、すぐに図書館で予約した。『星々の舟』の血のつながりを知らなかった兄妹同士の恋愛とは違って、龍を祀った旧家でいっしょに育った血のつながらない兄妹同士の恋愛が物語中心となっている。そして夜にしか開かない不思議な図書館と、タイトルにもでてくるドラゴン(龍)が重要な役割を果たす幻想的で美しい作品だったが、残念ながら私には最後まで、ドラゴンは何だったのか分からなかった。

2012/07/22

ひめありす@灯れ松明の火

言葉は夜の生き物。ならば真夜中にだけ存在する図書館は幻の野生動物のサンクチュアリ。本を読む事は精神に訴えかける官能。黒村山が肉体の官能を描いていたのと同じ様に。物語綴る様に膚に刻み込まれる刻印。拭い去ろうとも拭い去れない紋様。削られた肉はがりがりと捕食されインキはもう、血管を浸し血液と一緒になって躯じゅうを廻る。潮と浜。寄せては返す想いの交差路。傍にあるのに、溶け合えない。一つには、なれない。彼らは兄で妹だ。だけど、二人でいる事が地獄だとして、それの何が悪い?私を愛していると言うのならば、どうか私と踊って

2013/05/06

あん

ドラゴンが出てくるし、夕方から明け方にかけて開館する図書館が舞台だし...と設定はあり得ないのですが、現代のお話です。そして、最近の村山さんにしては珍しく、(官能小説ではなくて)ファンタジーテイストです。図書館の描写がとっても素敵で想像するだけでワクワクします。ただ、上手く言えないけれど、全体的に残念な感じがしました。私の中では『天使の卵』シリーズを初めて読んだ時の衝撃が大きすぎるみたいです。

2015/11/06

美紀ちゃん

オリエさんの話から始まったので、オリエさんの話なのか?と思っていたが、オリエさんにまつわる話を劇的なものと期待しすぎて空振りしてしまった感じ。でもマナミとスグルの話は良かった。おじいちゃんの家の土蔵の地下にある深い鮮やかな蒼色の水面がキラキラと反射する様子が見えるような描写が、怖いようで、でも知りたくて、不思議な雰囲気にとても引き付けられた。キリエさんの話ももっと知りたかったなぁ。不思議な夜の図書館の話もたいへん興味深い。行ってみたい!!井の頭公園の隣のあの香ばしい老舗焼き鳥屋さんの匂いがした。

2012/06/18

くりきんとん99

ん~~、正直よくわかんなかった。夜だけ開館している図書館。その図書館へは選ばれた人しか辿り着くことが出来ない。その図書館の話は好きなんだけど、龍にまつわる話になってくると微妙な感じ。キライではないんだけどなぁ。

2012/08/30

感想・レビューをもっと見る