空飛ぶ広報室
空飛ぶ広報室 / 感想・レビュー
にいにい
久々の有川浩さん。有川さんの自衛隊物は、いいなぁ~。国防に携わる人間を人として正当に評価している。仕事、恋愛を差別していない。世間の偏見をちゃんと捉え、空幕広報での対応を促している。ドラマを先に観ていたのでそのイメージのまま、ストーリーに入っていけた。公務員の広報下手は、どの組織でも似たり寄ったり。また、マスメディアは、公務員を叩いた方が視聴率や読者を稼げるんだよね。災害時の自衛隊は、凄いけど、自衛隊だけでもない。メディアや社会の公平な評価って難しいね。鷺坂、比嘉をはじめ広報室メンバーのキャラが最高!
2014/06/29
扉のこちら側
初読。2014年53冊め。震災の描写があると聞いて、今日まで手を伸ばせなかった本。あれから三年、長かった。現実の重さに今でも夢じゃないのかと、夢を見てしまうけれど、時間は確かに流れているのだ。プロフェッショナルとして仕事をする痛みと重さ。
2014/02/01
kaizen@名古屋de朝活読書会
自衛隊の一つの活動への餞(はなむけ)。 3.11以降の災害復旧で活躍した。 そのために出版を1年遅らせたとのこと(P460引用参照) 1 勇猛果敢・支離滅裂 2 はじめてのきかくしょ 3 夏の日のフェスタ 4 要の人々 5 神風、のち、逆風 6 空飛ぶ広報室 あの日の松島 あとがき 自衛隊の活動の一端を、最後の付録で示している。 有川浩ならではの切り口で。 広報に焦点を絞ったのは「ラブコメ今昔」の「広報官,走る!」でもおなじみ。空自の話題は「空の中」でもおなじみ。有川浩の平衡感覚がすごい。
2012/09/09
射手座の天使あきちゃん
筋金入り・折り紙つき・正真正銘の自衛隊好き、凄いです 有川さん!(笑) でも当代随一の人気作家を口説いて自衛隊PR小説を書かせた航空幕僚監部広報室の一佐はもっと凄~い! 航空幕僚長に抜擢したいですぅ(爆) えっ、小説の中身ですか? 出だしこそ自衛隊嫌いの女性記者登場で不穏な空気ですが・・・ Very Love ラブ♡ ちょっぴり泣かせて 自衛隊好き一丁あがりぃ!!(笑)
2013/01/26
もりのくまお
有川浩、待望の新作。初期の自衛隊3部作以来の本格的な自衛隊小説。自衛隊の広報というほとんど世間一般には知られていない存在をメインに持ってくる作者の視点に驚嘆します。 自衛隊は、とかく航空機だの戦車だの武器・武装が花形になるが、それを自分たちがマスコミを通じて観ることができるのも、支える裏方がいることが基本なんだと知ることができた。 リカの航空自衛隊=空軍発言、こう思っている国民も多いんだろうなぁと改めて思う。
2013/05/03
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