鴉浄土 公事宿事件書留帳
鴉浄土 公事宿事件書留帳 / 感想・レビュー
Smileえっちゃん
以前読んだ本。公事宿事件書留長は京で起る事件を、公事宿「鯉屋」の゙居候の゙田村菊太郎が解決していくシリーズ20。古手問屋の゙隠居、九郎左衛門は愛妻を亡くし、生きる張り合いをなくす。ついには亡き妻の墓前で出くわした鴉を彼女の゙生まれ変わりと信じるまでになった。ある日妻の゙遺品整理をして異変に気づく。表題他6編。どれも心打つものがあります。解説も、良かったです。
星落秋風五丈原
「蜩の夜」は不正な手段によって利益を得ようとする商人、「師走駕籠」は子供を使って詐欺を企もうとする大人、「陣屋の椿」は不思議な縁で椿と巡り合った誠実な男など、どれも現代に置き換えて考えられる話。「木端の神仏」は実際の出来事をちょっとアレンジしたそうだ。何気ない京都の人々のやりとりからいつも物語に入っていくイントロがいい。
2013/08/23
ひさか
20巻め。6つの短編。菊太郎をはじめとするいつもの公事宿、東町奉行所の面々の人情味たっぷりの事件解決が面白い。近作ほど、人情味が強くなっているように思う。
2012/09/23
十六夜
菊太郎シリーズ第20弾 これだけ続いていれば良くも悪くもマンネリ化 それでも四季折々の京の都は美しいし、現代の時事問題をたくみに盛り込んだ、風刺の効いたお話は読んでいて気持ちが良いです
2012/08/17
007
過去に「惜別の海」という著作を読み切れず挫折したので、敬遠していたんです。 このシリーズはもう20作目なのですか?過去のつながりは全くわからなくてもとりあえず支障なく読めましたが、物足りない感がありました。時間があれば初巻から読んでみたいけれど・・・。京都が舞台なので、はんなり言葉が新鮮でした。
2012/09/18
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