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絢爛たる悪運 岸信介伝

絢爛たる悪運 岸信介伝

絢爛たる悪運 岸信介伝

作家
工藤美代子
出版社
幻冬舎
発売日
2012-09-12
ISBN
9784344022386
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絢爛たる悪運 岸信介伝 / 感想・レビュー

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あいくん

☆☆☆工藤美代子さんの評伝です。岸信介については「60年安保の強行採決」、「憲法改正への執念」といった記憶があります。安部晋三首相が、祖父の悲願の憲法改正を是非成し遂げようとしているということもよく語られています。工藤さんは基本的に岸支持の立場に立って描いています。岸のような決断できる総理がいたからいまの日本の安寧は守られていると書いています。首相当時、岸の本当の政敵は自民党の中にいました。岸は特に三木武夫を嫌っていました。これは裏返すと、社会党、共産党が政権を獲得する可能性はなかったということです。

2016/04/24

Kaori

再読したいと思っています。きちんと理解されていない面もある岸信介さんの一生涯に興味がありました。戦前・戦後を逃げることなく生きた人生はドラマチックで感動しました。「昭和の妖怪」と言われながら成したその功績は、すばらしく誰にも真似できないものだと分かりました。悪運は、戦後、自分の名誉ではなく国家のために生きていかれたからこそのものと思います。

2013/02/20

西下健治

工藤美代子さんの本は、笹川良一もの以来。第二次世界大戦の前中後を、昭和天皇と一緒に歩んできた話には、とても興味深いものがありました。好き嫌いは別にして、一国の総理になるのは、こういう人物でなければいけないと思います。因みに、岸信介は、安倍総理のじいちゃんです。

2013/02/07

tecchan

衝撃的な安倍元総理銃撃事件、そして、旧統一協会問題。祖父である岸信介氏を描いたノンフィクション。後世に暗いイメージのある評判の悪い岸氏であるが、その実態はどうだったのか。剛腕ではあったが、情に熱い一面も持った人物だったと描れ、少しイメージが変わった。

2022/10/08

T

p332 日本は独立の完成のためには、本来はサンフランシスコ講和条約成立直後に憲法を改正すべきだった、というのが岸のいつわらざる心境だった。吉田はそれを逃がした、と岸は言う。

2019/06/22

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