我ニ救国ノ策アリ 佐久間象山向天記
我ニ救国ノ策アリ 佐久間象山向天記 / 感想・レビュー
キャプテン
★★★★☆_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦1848年江戸時代─大砲鋳造編】元祖・奇人、佐久間象山殿。先見の明にあふれる一方で、傲慢ともいえるほどの自信家にござる。海防の必要性を説き、大砲を鋳造していった人物。幕末を彩る、吉田松陰殿、勝海舟殿の師といえば分かりがいいであろうか。危険を顧みない行動派であることは、この本にたいむすりっぷすればよく分かるでござる。とくに空を飛ぼうとするなどは……ん?……何かが飛んでくる……あれは……大砲の弾でござるか……?あれ?これ危ないやつでござrゴンッ…………シーン…
2018/02/23
白隠禅師
幕末に大いに影響を与えた勝海舟や吉田松陰の師匠。やっぱり凄い人ですね。しかも戦艦だけではなく飛行機まで考えてたとは! 松代に行って象山神社などゆかりの地を訪ねたばかりなので感慨深い。
2015/05/20
よっしー
仁木さんの幕末物語。という事で読んでみましたが…あまり物語としてはひかれませんでした。個人的に幕府側でもう少し後の時代が好きってのもあるとは思いますが。ただ、佐久間象山がどんな事を考えていたのか、後の明治維新に関係した人々にどのような影響を与えたのか。その辺りが何となくとはいえ知れたのは良かったです!!
2015/03/05
うめけろ
佐久間象山なんて聞いたことがなかったのですが、幕末にはこういう人物がいたんですねぇ。たとえ正しい方向に向かっていたとしても、政も国防も一人で成し遂げることは叶わず、この人に調整力や交渉力や協調性があれば、ひょっとしたら日本は違う歴史を歩んでいたかも、と思わせる内容でした。空防については帯の宣伝文句は少し過大広告気味かなー。でも、面白かったです。
2013/07/02
CCC
やっぱりこの辺の時代は面白い。不穏な予兆がそこかしこにあるけれど、まだ始まっていないような、そんな嵐の前のような雰囲気があると思う。血生臭さがそれほどなくて、代わりに抑圧感があるような。佐久間センセにとっては生きづらい世の中だっただろうけれど、そういうところが好きでたまらないあ。
2012/11/21
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