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血の轍

血の轍

血の轍

作家
相場英雄
出版社
幻冬舎
発売日
2013-01-25
ISBN
9784344023208
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血の轍 / 感想・レビュー

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yoshida

退職した刑事の殺害事件は、警視庁の刑事部と公安部の争いに繋がった。殺害犯の背乗りやグリコ・森永事件との関与。経済犯としての悪質さ。そして普段は目にしない公安部の動きが丹念に描かれ、読ませる。残念だったのは結末。刑事部と公安部の暗闘の末、殺害犯は捕まらず、貴重な警視庁のデータ流出に協力者ネットワークの喪失がもたらされた。何より、巨悪は捕まらず、不正も揉み消されてしまえば、被害者は浮かばれないと思う。ラストで、どのような着地をするか楽しみながら読めただけに、モヤモヤ感の残る読後感でした。私的には勿体ない作品。

2017/08/17

ダイ@2019.11.2~一時休止

刑事vs公安の戦い?。この結末には・・・。あとエピローグに出てくるくらいなら咲和子の話はもう少しほしかったなぁ・・・。

2019/01/11

koba

★★★★☆

2015/02/15

えむ

WOWOWで第一話を見て直に図書館予約。TVでは兎沢=谷原章介、志水=原田泰造、曽野=高島政伸となっていたが、適役であろう。元刑事が殺される事件が、過去の未解決事件へと繋がるなかで、刑事部と公安部の対立を絡ませ最後まで一気に読み終えました。プロローグが何を意味するのかも最後にわかってくる。今野敏の公安小説(倉島シリーズ)では味わえない緊張感がこの小説にはあった。544

2014/02/03

じゅん兄

刑事部対公安部、元警官殺しの犯人を追う刑事、それを密かに追尾して事件の隠匿を図る公安、追いつ追われつの騙し合い、スピード感と緊張感が相まって一気に読ませてくれる。が、ラストの暴露合戦はさすがにそれはないだろうと思う。それに相場操縦やインサイダーはあんなに上手くはいきません。今の東証の監視能力をなめちゃいけない。しかしまぁエンタメとしては面白い作品でした。結局一番強いのは監察なのかも。

2013/12/04

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