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首都崩壊

首都崩壊

首都崩壊

作家
高嶋哲夫
出版社
幻冬舎
発売日
2014-02-19
ISBN
9784344025370
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首都崩壊 / 感想・レビュー

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パフちゃん@かのん変更

予想していたものとはまるっきり違う内容で、読み物としては起伏に乏しく面白くないが、政治・経済、日本を巡るアメリカや中国との関係、国債を評価するシステムやハイエナのようなヘッジファンド、近未来にありそうな現実感を持ってとても勉強になりました。やはり首都機能は分散というか安全な所に避難させておいた方がいいと思う。何年か前にそんな様な話があったと思う。

2014/10/14

いたろう

著者初読み。数年以内に東京直下型の巨大地震が必ず起こるという予測が立つなか、危惧されるのは政治の崩壊とそれに伴う日本経済の破綻、そして日本発の世界恐慌。日本を守るため、解決策として首都移転計画が再浮上、というのは一面的には理解できなくもないが、対策が政治と経済の問題に片寄ってはいないか。住民をどうするか、避難方法は?災害対策は? やるべきことがもっとあるだろうに、首都移転ですべて解決、みたいな書き振りがどうにも気になる。

2014/08/06

それいゆ

小説としてはどうなんだろうか?というレベルの作品だと思います。直下型大地震の前触れとも言える地震が起こるあたりまでは面白かったのですが、途中から読む意欲が急速に失せてしまいました。何か首都移転のシュミレーションレポートを読んだような気分です。大いなる期待外れです。

2014/04/28

p.ntsk

タイトルと著者が高嶋さんと言うことから『M8』や『TSUNAMI』等の災害パニックものをイメージしましたが今作はそういった要素も多少ありますがメインは経済危機と首都移転がテーマでした。ある研究者によって「5年以内に90%の確率でマグニチュード8クラスの東京直下型地震が起こる」という報告がなされる。一方アメリカは日本発の世界恐慌を懸念。政府の経済政策の舵取り次第だとは思いますが現状で日本発の世界恐慌は考えづらいです。現実には首都移転よりもむしろ防災の強化と首都圏の拡大拡充を考えるべきではないかと思いました。

2014/08/05

RIN

最近の高嶋さん、新境地開拓中なのか迷走してませんか?直下型大震災もデフォルトも確かに「今そこにある危機」だが、何故に今更、首都移転と道州制?綿密なデータと緻密なシミュレーション構築でリアリティ抜群の高嶋さん〝らしさ”が全くない。全体に間延びしているし緊迫感も伝わってこない。何より、キャリア官僚っていくらなんでももうちょっと優秀では?官僚に期待されているのは情報収集と分析能力ではなく情報コントロールと実務遂行能力のはず。しかもその情報収集もテレビや新聞からだし議論は学生のゼミみたい。どうしちゃったんだろう?

2015/09/30

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