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星よりひそかに

星よりひそかに

星よりひそかに

作家
柴崎友香
出版社
幻冬舎
発売日
2014-04-10
ISBN
9784344025646
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星よりひそかに / 感想・レビュー

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なゆ

ほんのり恋愛テイストの、群像連作短編集。それほど話に起伏はないけれど、いろんな〝好き〟があるささやかな日常。冷やかに見つめたり、過去のものだったり、それこそ星よりひそかに秘められた想いも。『雨がやむまで』のラストは、「まさにホラーやな、この展開」。その続きがとても読みたい…。『五月の夜』のノブナガくんの〝好き〟の軌跡も読みたいな。とても好きな文章、「ドラマや映画の枕詞に使われている〝号泣〟は世界史の教科書にこそふさわしいと私は思う」。どこか遠いところ、遠い時間に思いを馳せる感性が、やっぱりすごく好きだ。

2014/04/29

tokotoko

柴崎さんの本、初めて最後まで読めました。2冊くらい読んでみたことがあるのだけれど、途中で挫折してました。何気ない日常をふっと切り取ったような短編が7つ。とても忙しい今、本の中のの~んびりした空気の中で、ちょっぴり休めました。人がとても自然に書かれているところがいいなぁーって思います。最後まで読めて、嬉しいです。

2014/06/06

ちゃんみー

なんてことは無い若い女性の日常を切り取ったお話ってとこでしょうか。既におじさんの領域に入ったおいらにはピンってくるものもなく、目新しいものもなく、勉強になるようなこともなく、サラ〜っと読み終わった。おいらには合わなかってけど、若い女の子なら大丈夫かも。

2014/05/17

そうたそ

★★★★☆ 柴崎さんの作品にしては随分あっさりしているというか、軽めな内容。恋愛小説、といいたいんだけど、どの話も「恋愛」にまでは至ってないというか、恋愛とそうでない部分の微妙な境界線にいる人たちが描かれているから、一概に恋愛小説とも言いにくい内容。これは恋なのかそうでないのか、とこちらが思ってしまうような微妙な心情を描くあたりは巧み。各話も少しずつ繋がっており、最近流行りの形式かな、と。恋愛の一歩手前、いや十歩手前みたいな状況は日常ではざらだろう。そういう意味で非常に日常に密接した作品ではないかと思う。

2014/07/15

BlueBerry

軽い感じの短編集。好みで評価が分かれそうな本。私はあまり合わなかったかな・・。

2014/05/14

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