音楽は何も与えてくれない
音楽は何も与えてくれない / 感想・レビュー
山田太郎
若いかと思ってたんだけど、けっこう年なんで驚く。松原みきをエッセイに登場させる人もなかなかいないので、好感度かなり上がる。真夜中のドアはかなりの傑作なので、みなさん聞きましょう。
2014/06/23
hanchyan@だから お早うの朝はくる
津原さん初の随想集。自らの生い立ちを語った「Ⅰ」だけで三回泣いた(笑)うち1回は「ブラバン」からの再録(笑)小説家の覚悟のほどがうかがえる「Ⅱ」では、P160~の「下手/タブー/小さな小説」に深く深く感銘。今後何回も読み返すだろう。付箋貼った。あと、付録の「博士!大変です」は、門外漢にはサッパリ理解不能な話題を、面白く読ませてしまうのはナゼだ!?と、まず思った。これも、今後何回も読み直しそうな気がする。あ、くれぐれも、様子見とばかりに「あとがき」からパラパラ眺めないように!
2017/09/26
つっきー
残念ながら小説ではない。 でも面白い! 生い立ちから日常のあれこれを含む随想集。 登場するのは愛している音楽と楽器、ご友人、相棒の犬。 いろいろ詰め込まれている一冊でした。 付録の「博士!大変です」も、意味は半分も分からないのにめちゃくちゃ面白かった。 そしてなによりカバーの楽器たちの美しいこと!
2015/11/20
むらて
著者の小説作品に親しみ、且つ音楽・楽器好きな人向けの雑文集。年代も高めの方が親和性は高いですかね。少なくとも津原泰水作品に惹かれている人以外には勧めない。第一部だけなら「これから読もうとする人」への導水にもなり得ましょうが。というかこの第一部すごいよね。ガツンガツンと響くよね。この一冊全て第一部の濃度と輝きで来られたらとんでもないよ。クラウス・フォアマンの寄稿までの流れときたら! でもやっぱり読者の方がよりクるかな。その後は一見さんには勧めない。付録は電子弦蘊蓄に特化。わたしにはさっぱり分かりませーんw
2014/09/15
こまいぬ
Kindle。小説もいいけど、エッセイもおもしろいなぁ。文章自体かっこいいし、小説のよう。音楽が好きな人なら、もっと楽しめるだろうにと思った。知らなくても楽しめたけど。手に入りにくい著者の本が次々電子書籍になるか復刊されるといいのに。妖都、読みたい。
2019/06/22
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