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アイネクライネナハトムジーク

アイネクライネナハトムジーク

アイネクライネナハトムジーク

作家
伊坂幸太郎
出版社
幻冬舎
発売日
2014-09-26
ISBN
9784344026292
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アイネクライネナハトムジーク / 感想・レビュー

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遥かなる想い

2015年本屋大賞第9位。 伊坂幸太郎が奏でる恋愛 短編集。安定した面白さが なぜか嬉しい。 なさけない登場人物たちが おりなす会話は軽快で、 軽薄な馬鹿馬鹿しい言葉 のやりとりが心地よい。 複数の恋愛物語が微妙に 繋がっていき…伊坂幸太郎 らしい展開に、思わず ニッコリしてしまう、 そんな楽しい本だった。

2015/06/10

starbro

アイネクライネナハトムジークは呪文か何かかと思い読み始めたら、途中で独逸語だと気づきました。30年ほど前に第二外国語でやっていた成果は全くありません。今回も伊坂幸太郎の世界を楽しめました。恋愛小説的な要素や様々なエピソードが含まれていますが、実は伊坂幸太郎流ボクシング小説ではないでしょうか?またタイトルと小説の中身がシックリこないのですが、本作の内容と「小夜曲(アイネクライネナハトムジーク)」の関連性を何方か説明していただけないでしょうか?

2014/11/04

ウッディ

街頭アンケートで出会った彼女との恋、5年に一度の免許更新での再会で気付かされる夫婦の愛、電話とメールだけでやり取りをしていた彼からの驚くべき恋の告白、予想もしない所から飛んでくる言葉や展開が伏線となって綺麗に収まっていく伊坂小説らしい心地良さを感じながらの読書でした。日本人初のヘビー級のボクシングチャンピョンの物語を基軸にして描かれる時を超えたいくつもの恋愛模様、その本質は、「あの時、あそこで出会ったのが彼女で本当に良かった」そんなセリフに集約されているのではと思った。面白かったです。

2020/12/19

紅はこべ

才能のある人はどんなきっかけでも優れた作品を生み出すことができる。伊坂さんの恋愛に特化した小説って珍しいかも。基本的にいい人ばかりだ。伊坂さんらしい構成のマジック。会話が良い。

2015/10/26

kishikan

まず、読み始めは伊坂さんのこれまでと異なり、なかなか入り込めない。50頁ほど読み進めて勘所というか、話の流れがつかめてくる。連作短編だとコメントしている方も多いが、確かに一編毎タイトルがあるように、話はまとまっている。でも全体として一つの話、だからアイネクライネナハトムジーク(小夜曲)なのね。「ミッキーはあっちを向いてもこっちを向いてもずっと手を振ってるんだよ。でな、あれは結構、きついぞ。・・・」「ミッキーはしかも、顔色一つ変えないんだぞ」時間が行ったり来たりややこしいけど、伊坂節健在!やはり面白かった。

2015/03/18

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