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ナオミとカナコ

ナオミとカナコ

ナオミとカナコ

作家
奥田英朗
出版社
幻冬舎
発売日
2014-11-11
ISBN
9784344026728
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ナオミとカナコ / 感想・レビュー

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starbro

奥田英朗版テルマ&ルイーズ。桐野夏生が書きそうなテーマですが、爽やかな読書感です。今年の第一冊目としては上々の滑り出しです。

2015/01/01

遥かなる想い

2016年1Qドラマの原作。 ナオミの章とカナコの章が分かれているのが ドラマとの違いだが、同じ事実を視点を変えて 読めるのが小説的で楽しい。 読みながら広末涼子と内田有紀の映像が 浮かび..ドラマでは描き切れない外商の世界、 心の動きが読者に伝わり..一気にテンポよく 最終局面に突き進んでいく、そんなお話だった。

2016/02/06

barabara

日本の小説では、今年度ベスト1かも。OUTの乗りは追い詰められるけど、やめられない先を見たい怖さ。それが後半最後の最後までずっと続くんだから、カナコパートは最高にサスペンスフルだった。義妹の怖さ、読者の誰もが罪の共有に怯えながらも最後まで逃げ延びることを願ったに違いない。あまりに面白くて一行一行目が離せなかった。やっぱり奥田英朗は憎たらしいほどうまいな〜。完

2014/11/25

Yunemo

ナオミの章~どこにでもいそうな女性の、心理の変化の様が凄すぎます。なかなか男には出来ぬこと!善意を悪意に変えて、かなり荒っぽい計画をやり遂げてしまう、その過程の心模様が強過ぎて。カナコの章~胸に迫る切迫感、自身の中でも悪戦苦闘。いてもたってもいられぬ焦燥感が続きます。男はここまで持ちこたえられません。妊娠の事実は、この展開にどう影響させたんでしょう。ちょっと,このあたりが理解し難い感覚。男だから? しかし、何故結末がこうなってしまうの。まるで、行く末暗澹たるものになる予感。次の展開どうします?

2015/07/04

ミカママ

いやぁぁぁ、上手い!さすが奥田さんだわぁ。ラストあたりは、まるで自分自身がローラーコースターに乗っているかのごとく。お腹の中はグルグル回るし、涙目にはなるし、手に汗握るとはまさにこのこと!こんなにワクワクドキドキした作品は近年でもマレでしょう。とにかく最高級のエンタメ作品でした。はぁぁぁ(脱力と感嘆のため息)。

2015/04/12

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