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探検家の日々本本

探検家の日々本本

探検家の日々本本

作家
角幡唯介
出版社
幻冬舎
発売日
2015-02-10
ISBN
9784344027237
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探検家の日々本本 / 感想・レビュー

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翔亀

読書家である。あれだけの文章を書くのだから納得だが、読メの超読書家の皆さんに全然ひけをとらない。中毒と言っていい。探検家でなかったとしても、この130冊は普通に的確な書評だ(私の読書傾向と似通っているは不思議だが)。しかし読み方が決定的に私なぞとは違っていて嫉妬を感じる。それは北極圏で「白鯨」を、チベットのツァンポー渓谷で死と直面しながら「月と六ペンス」を読んでいるからだけではない。「マザーズ」も「小さいおうち」も「ハーモニー」も「西行花伝」も、全て角幡さんの生き方=探検=自らの身体を自然という制御でき↓

2016/02/21

ヨクト

「空白の五マイル」著者の読書・探検エッセイ。結構角幡さんと読書好みの傾向が似ているようだ。特にコーマック・マッカーシーを挙げているあたりは流石です。しかも最後を飾ってる。ただ、ぼくには無くて、角幡さんの羨ましいところは、生への欲求という部分で、探検での経験による昇華ができていることだ。読む→体験→読む→昇華というプロセスが非常に羨ましい。極限状態の中、ただ文字に触れたいという状況で読書してみたいものだ。

2015/03/19

T2y@

極所での探検は、時に天候等により長期の待機を求められ、読書強制的状況が派生すると言う。 …が、時間潰しの読書では無い事が、纏められた書評からヒシヒシと伝わってくる。選書はネイチャー、ノンフィクションがやはり多いが、文学・私小説もセレクトされてて、振り幅が楽しかった。 まさかの『苦役列車』も。このラインナップに入っていると俄然読みたくなって来る不思議。

2015/12/23

たみ

スポンサー拒否、資金は自分で稼ぐ派の探検家:角幡唯介氏の読書感想本。ネット連載されていた「幻冬舎plus:探検家の日々ボンボン」と、個人ブログの内容を収録。16冊の感想が主ですが、約130冊の和書と、5冊の洋書の題名が出てきます(書名索引あり)。「本好きかつ旅好きな人」の著作は面白いと常日頃から感じていますが、今回で確信を深くしました。稀有な体験をした人が感想を書くとこうなっちゃうのか。中島京子氏の[小さいおうち]なんて、著者が雪崩にまきこまれた体験から始って感想に繋げてしまう離れ業。ツアンポー話も多数。

2015/02/23

ふぇるけん

探検家&ノンフィクション作家の角幡氏の書評エッセイ。本のチョイスも独特で良かったのだが、著者の読書体験を辿っていくと、なんだか人並みの生活を送っている自分が人生を浪費しているように思えてしまって困る。たぶん著者に比べると『生』の感覚が相当鈍っているんだろうなぁ。。。あと、随所に登場する奥様との駆け引きが微笑ましい。

2016/04/27

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