1981年のスワンソング
1981年のスワンソング / 感想・レビュー
紫 綺
1981年・・・社会人になった年。スワンソング・・・詩人・作曲家・演奏家などの生前最後の作品・曲・演奏。タイムスリップにかこつけた80年代のミュージックシーンを楽しむ本。40代50代世代は、特に楽しめることだろう。しかして結末は?・・・そこだったんかい!!とツッコミを入れたくなるエンタメ小説。
2015/06/20
バトルランナ-
大瀧詠一のロングヴァケイションが表紙。175件の読んだ感想を全部読んでみた!感想の感想。賛否両論。って言うか否定が多いのにちょっとビックリしたのとなんで自分がタイムスリップの棚まで作っているのが解ってきました!否定の皆さん、ありがとう!『僕はビートルズ』の類似を指摘する人も多かったけど『バブルへGo!!』を指摘している人はいなかったな。タイムスリップに対する期待と恐怖感を潜在的に持ち合わせている人は評価が甘くなっており、小説に現実感、調和を求める人は評価が厳しい!よく知らんけど。5点満点で4.8点
2016/03/20
ヨミー
初の五十嵐貴久作品。主人公松尾俊介が2014年から1981年にタイムスリップ。まさかの展開でした。80年代初頭のゆるい空気感が伝わりいろんなことがわかった。作中に実名でアーティスト、グループ名、ヒット曲などが出てきて何でもありな感じで面白かったです。音楽業界の仕事についても知ることができたのも良かった。アーティストにとって最後の曲をスワンソングということも初めて知った。ラストは、そういう所に行き着いて終わるのかと納得もあるが、別の展開も期待していたが、いずれにしろ、続編も読みたいところ。
2015/09/26
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
元バンドマンのサラリーマンが2014年から1981年にタイムスリップ。食べるために始めた〈未来〉の名曲を歌う路上ライブがレコード会社のディレクターに注目され、たちまちヒットメーカーに……。『世界で一つだけの花』『赤いスイートピー』『TSUNAMI』など文字通り〈時代を超えた〉楽曲を次々にミュージックシーンに送り出した主人公が最後に得たものは……。五十嵐貴久さん得意の80年代をモチーフにしたエンターテイメント。表紙はナイアガラトライアングルのイメージかな? なんでプールサイドだったんだろと今さらながら思う。
2015/08/07
mmts(マミタス)
2014年から1981年にタイムスリップしたとある平凡な青年のサクセスストーリー。当然ながら、このタイムスリップには戸惑うばかりでした。そんな中、ひょんなことから音楽に関わる仕事に携わることに。ラストは予期しない驚愕の結末へ。普段はタイムスリップものはかなり苦手なジャンルでした。しかしながら、これは過去のタイムスリップものをパロディー化していて、とても分かりやすくて楽しめる展開でした。音楽好きにはオススメだと思ってしまいました。ちなみに1987年生まれですが楽しく読むことは出来たので安心しました。
2017/01/19
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